10-2 Claude Cowork
無料Claude Code のチーム機能「Cowork」の使い方を学びます。
Cowork とは
Claude Cowork は、複数の Claude Code インスタンスが協力してタスクを進める機能です。
1つの大きなタスクを複数のサブタスクに分割し、並行して実行できるため、開発速度が大幅に向上します。
# 複数のターミナルで Claude Code を同時に起動
# ターミナル1:
claude
> ユーザー管理APIのテストを書いて
# ターミナル2:
claude
> ドキュメントを更新してポイント
Cowork は「大きな仕事を分割して同時進行」できます。独立して進められるタスクが3つ以上あるときに使うと効果的です。
Before / After:Cowork の効果
Cowork がない場合とある場合の違いです。
Before(順次実行)
- テストを書く → 30分
- ドキュメントを更新 → 20分
- バリデーションを追加 → 20分 合計: 70分(順番に実行)
After(Cowork で並行実行)
- 3つのタスクを同時に進行
- 合計: 30分(最長のタスクの時間)
独立したタスクを並行に進めることで、2〜3倍の速度向上が得られます。
ポイント
「これをやってから次を」という順番が不要なタスクのリストが手元にあれば、Cowork で一気に処理できます。
基本的な使い方
Claude Code のセッション内で、別のタスクを並行実行できます。
> このプロジェクトの以下を並行して進めて。
> 1. ユーザー管理APIのテストを書く
> 2. フロントエンドのバリデーションを追加
> 3. ドキュメントを更新期待される動作
Cowork を使うと、Claude Code は以下のように動作します。
- タスクを分析し、独立して実行可能なものを特定
- 各タスクに別々のClaude Codeインスタンスを割り当て
- 並行して実行(進捗はメインセッションに報告)
- すべてのタスクが完了したら結果をまとめて報告
メインの Claude Code セッションが「プロジェクトマネージャー」として全体を監督します。
ポイント
並行タスクが完了したら、必ずメインセッションで全体の整合性を確認しましょう。統合確認が Cowork 活用の最後のステップです。
活用シーン
Cowork が特に効果的なシーンです。
- 大規模リファクタリング — 複数ファイルを同時に修正
- テスト + 実装の並行 — テストコードと実装を同時に進める
- 複数環境の設定 — dev / staging / production の設定を同時に作成
- ドキュメント生成 — API ドキュメント、README、テスト仕様書を同時に作成
> 以下の3つを並行して進めて。
> 1. src/api/ のユニットテストを追加
> 2. docs/ のAPIドキュメントを更新
> 3. config/ の staging 環境設定を作成ポイント
Cowork は Claude Code Pro / Max プランで利用できます。API 従量制プランでも利用可能ですが、並行実行分のトークンが加算されます。
Cowork の注意点
効果的に使うために知っておくべき注意点です。
同じファイルを同時に変更しない → 競合が発生します。各タスクが異なるファイルを担当するようにしましょう。
依存関係のあるタスクは並行にしない → 「APIを作って → そのAPIのテストを書いて」は順次実行が必要です。
コストが増加する → 並行実行分のトークンが加算されます。コスト効率を意識して使いましょう。
# OK: 独立したファイルを別タスクで
# タスク1 → src/api/users.ts
# タスク2 → src/api/orders.ts
# NG: 同じファイルを同時に変更
# タスク1 → src/app.ts ← 競合!
# タスク2 → src/app.ts ← 競合!よくある失敗と対処法
Cowork でよくあるトラブルです。
タスクが競合してエラーになる → 各タスクが触るファイルが重複しないように、タスクの分割を工夫してください。
並行タスクの結果が不整合 → 完了後にメインセッションで統合テストを実行しましょう。
コストが予想以上に高い → 並行タスクの数を2-3に絞ると、コストと効率のバランスが良いです。
まとめ
このレッスンのポイントを振り返ります。
- Cowork は複数タスクを並行実行する機能
- 独立したタスクの並行実行で2-3倍の速度向上
- 同じファイルの同時変更は避ける
- 依存関係のあるタスクは順次実行が必要
- 並行タスクは2-3個がコスト効率のバランスが良い
次のレッスンでは、組織でのセキュリティガイドラインを学びます。
ポイント
Cowork を初めて使うときは、2つの小さなタスクから試してみましょう。成功したら徐々にタスク数を増やしていくのがスムーズです。