Chain of Thought(思考の連鎖)とは?
読み方: チェーン オブ ソート
定義
AI モデルに思考過程を段階的に出力させる手法。複雑な問題で精度を大幅に向上させ、Claude では Extended Thinking として実装される。
詳しい解説
Chain of Thought(CoT)は AI モデルに「答えだけ」ではなく「思考の過程」を段階的に出力させる手法で、複雑な推論や数学的問題、設計判断などの精度を大幅に向上させます。プロンプトに「ステップバイステップで考えて」「まず方針を整理してから実装して」と指示するだけで、モデルは自然に途中の論理を文章化しながら結論に至るため、誤った前提や見落としを途中で検出しやすくなります。Claude には Extended Thinking と呼ばれる専用機能があり、モデル内部で長い思考プロセスを実行してから最終回答だけをユーザーに返す挙動を制御できます。API 経由では thinking パラメータで思考トークンの予算を指定し、Claude Code 内では複雑なタスクで自動的に活用されます。Extended Thinking は特に、(1) アーキテクチャ設計、(2) セキュリティ分析、(3) 大規模リファクタリングの方針決定、(4) 複数の制約を満たすコード生成、といったケースで効果を発揮します。一方、シンプルな修正や定型コードでは Extended Thinking を無効にした方がレイテンシが下がりコスト効率も上がります。Plan Mode と CoT は概念的に近く、Plan Mode は「実装前に計画を立てさせる」UI レイヤーの仕組み、CoT は「モデル内部で段階的に推論させる」モデル能力レイヤーの仕組みと整理できます。