カリキュラム/第8章: MCP 連携/8-1 MCP とは

8-1 MCP とは

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Model Context Protocol (MCP) の仕組みと活用方法を理解します。

8章: MCP 連携15分
酒井歩乃加
監修: 酒井歩乃加

フリーランス編集者・ライター / 元マイベスト編集ディレクター

平原尚樹
監修: 平原尚樹

株式会社BlueAI 代表取締役CEO / ソフトウェアエンジニア

MCP とは

MCP(Model Context Protocol)は、AIツールが外部サービスと連携するための標準プロトコルです。

Claude Code はデフォルトでファイル操作やコマンド実行ができますが、MCP を使うと Notion、Google Drive、GitHub など外部サービスとも連携できるようになります。

Before / After:MCP の効果

MCP がない場合とある場合の違いです。

Before(MCP なし)

  • Notion のデータを手動でコピー → Claude Code に貼り付け → 処理 → 手動で Notion に戻す
  • 各ツール間のデータ移動が手作業

After(MCP あり)

  • 「Notion のタスクリストを読み込んで、完了率をレポートにして」→ 自動で Notion にアクセスして処理
  • Claude Code が直接外部サービスと会話できる

MCP はClaude Code の「手」を増やすイメージです。

# Before: 手動でコピペ
# Notion → コピー → Claude Code → 結果をコピー → Notion に戻す

# After: 一言で完結
> Notion のタスクリストを読み込んで、完了率をレポートにして

MCP の仕組み

MCP は「サーバー」と「クライアント」の構成です。

  • MCP サーバー — 外部サービスへのアクセスを提供するプログラム
  • MCP クライアント — Claude Code(サーバーに接続して機能を利用)

サーバーは npm パッケージとして公開されており、インストールするだけで使えます。

身近な例で言えば、MCP サーバーは「翻訳機」のようなものです。Claude Code が日本語で指示を出すと、MCP サーバーが各サービスの言語に翻訳してくれます。

MCP サーバーの設定方法

Claude Code の設定ファイルに MCP サーバーを追加します。

// ~/.claude/settings.json に追加
{
  "mcpServers": {
    "filesystem": {
      "command": "npx",
      "args": ["-y", "@modelcontextprotocol/server-filesystem", "/path/to/dir"]
    }
  }
}

Claude Code から MCP を使う

MCP サーバーを設定すると、Claude Code が自動的にその機能を利用できるようになります。

# MCP サーバーの一覧確認
> /mcp

# 以下のように表示されれば設定成功
# Available MCP servers:
#   filesystem - File system access
#     Tools: read_file, write_file, list_directory

# あとは普通に指示するだけ
> /home/user/documents 内のファイル一覧を見せて

よくある失敗と対処法

MCP 設定でよくあるトラブルです。

「MCP server not found」と表示される → settings.json のパスが正しいか確認してください。JSON の構文エラー(カンマ忘れ等)もよくある原因です。

「Permission denied」と表示される → MCP サーバーに渡すパスのアクセス権限を確認してください。

どの MCP サーバーを使えばいいかわからない → まずは公式の filesystem サーバーで基本を理解し、必要に応じて追加しましょう。

# JSON の構文チェック(カンマ忘れ等の検出)
cat ~/.claude/settings.json | python3 -m json.tool

# MCP サーバーの動作確認
> /mcp

主要な MCP サーバー一覧

よく使われる MCP サーバーです。

  • filesystem — ファイル読み書き(公式)
  • github — GitHub Issue/PR 操作
  • notion — Notion ページ・DB 操作
  • brave-search — Web 検索
  • puppeteer — Webページのスクレイピング
  • postgres / mysql — データベース操作

すべて npm でインストールして settings.json に追加するだけで使えます。

# GitHub MCP サーバーの設定例
{
  "mcpServers": {
    "github": {
      "command": "npx",
      "args": ["-y", "@modelcontextprotocol/server-github"],
      "env": { "GITHUB_TOKEN": "ghp_xxxxxxxxxxxx" }
    }
  }
}

まとめ

このレッスンのポイントを振り返ります。

  • MCP は Claude Code と外部サービスをつなぐ標準プロトコル
  • MCP サーバーを settings.json に追加するだけで設定完了
  • /mcp コマンドで利用可能なサーバーを確認できる
  • まずは filesystem サーバーで基本を理解するのがおすすめ

次のレッスンでは、Notion や Google Drive との具体的な連携方法を学びます。

MCP は何の略ですか?