8-1 MCP とは
無料Model Context Protocol (MCP) の仕組みと活用方法を理解します。
MCP とは
MCP(Model Context Protocol)は、AIツールが外部サービスと連携するための標準プロトコルです。
Claude Code はデフォルトでファイル操作やコマンド実行ができますが、MCP を使うと Notion、Google Drive、GitHub など外部サービスとも連携できるようになります。
ポイント
MCP の難しい仕組みを覚える必要はありません。「設定ファイルにサーバーを追加するだけ」と覚えておけば十分です。
Before / After:MCP の効果
MCP がない場合とある場合の違いです。
Before(MCP なし)
- Notion のデータを手動でコピー → Claude Code に貼り付け → 処理 → 手動で Notion に戻す
- 各ツール間のデータ移動が手作業
After(MCP あり)
- 「Notion のタスクリストを読み込んで、完了率をレポートにして」→ 自動で Notion にアクセスして処理
- Claude Code が直接外部サービスと会話できる
MCP はClaude Code の「手」を増やすイメージです。
# Before: 手動でコピペ
# Notion → コピー → Claude Code → 結果をコピー → Notion に戻す
# After: 一言で完結
> Notion のタスクリストを読み込んで、完了率をレポートにしてポイント
「毎回コピペしている作業」があれば、それが MCP 連携で自動化できる候補です。何を繰り返しているか意識してみましょう。
MCP の仕組み
MCP は「サーバー」と「クライアント」の構成です。
- MCP サーバー — 外部サービスへのアクセスを提供するプログラム
- MCP クライアント — Claude Code(サーバーに接続して機能を利用)
サーバーは npm パッケージとして公開されており、インストールするだけで使えます。
身近な例で言えば、MCP サーバーは「翻訳機」のようなものです。Claude Code が日本語で指示を出すと、MCP サーバーが各サービスの言語に翻訳してくれます。
ポイント
仕組みを完全に理解しなくても大丈夫です。「npm パッケージを settings.json に追加する」という操作だけ覚えれば使えます。
MCP サーバーの設定方法
Claude Code の設定ファイルに MCP サーバーを追加します。
// ~/.claude/settings.json に追加
{
"mcpServers": {
"filesystem": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@modelcontextprotocol/server-filesystem", "/path/to/dir"]
}
}
}ポイント
MCP サーバーは公式・コミュニティ製あわせて数百種類あります。必要なものだけ追加しましょう。
Claude Code から MCP を使う
MCP サーバーを設定すると、Claude Code が自動的にその機能を利用できるようになります。
# MCP サーバーの一覧確認
> /mcp
# 以下のように表示されれば設定成功
# Available MCP servers:
# filesystem - File system access
# Tools: read_file, write_file, list_directory
# あとは普通に指示するだけ
> /home/user/documents 内のファイル一覧を見せてよくある失敗と対処法
MCP 設定でよくあるトラブルです。
「MCP server not found」と表示される → settings.json のパスが正しいか確認してください。JSON の構文エラー(カンマ忘れ等)もよくある原因です。
「Permission denied」と表示される → MCP サーバーに渡すパスのアクセス権限を確認してください。
どの MCP サーバーを使えばいいかわからない → まずは公式の filesystem サーバーで基本を理解し、必要に応じて追加しましょう。
# JSON の構文チェック(カンマ忘れ等の検出)
cat ~/.claude/settings.json | python3 -m json.tool
# MCP サーバーの動作確認
> /mcp主要な MCP サーバー一覧
よく使われる MCP サーバーです。
- filesystem — ファイル読み書き(公式)
- github — GitHub Issue/PR 操作
- notion — Notion ページ・DB 操作
- brave-search — Web 検索
- puppeteer — Webページのスクレイピング
- postgres / mysql — データベース操作
すべて npm でインストールして settings.json に追加するだけで使えます。
# GitHub MCP サーバーの設定例
{
"mcpServers": {
"github": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@modelcontextprotocol/server-github"],
"env": { "GITHUB_TOKEN": "ghp_xxxxxxxxxxxx" }
}
}
}まとめ
このレッスンのポイントを振り返ります。
- MCP は Claude Code と外部サービスをつなぐ標準プロトコル
- MCP サーバーを settings.json に追加するだけで設定完了
- /mcp コマンドで利用可能なサーバーを確認できる
- まずは filesystem サーバーで基本を理解するのがおすすめ
次のレッスンでは、Notion や Google Drive との具体的な連携方法を学びます。
ポイント
まずは filesystem サーバー1つだけ設定して動作を確認しましょう。成功体験を積んでから他のサーバーに広げるのが最短ルートです。
MCP は何の略ですか?