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Claude Code の使い方を基本操作から実践テクニックまで解説。効果的なプロンプトの書き方、ファイル操作、Git 連携など、すぐに使えるノウハウを紹介します。
Claude CodeでCSV・Excelを安全に集計する実務手順。元ファイルを守り、欠損・重複・金額型を確認し、計画・処理・検算を分けて営業週報を作ります。

Claude Codeで使えるスラッシュコマンドとキーボードショートカットを一覧で解説。/init、/context、/compact、/usageなどの使い方を紹介します。
目的・コマンド・完了条件・安全ルールを選び、設定のたたき台をブラウザ内で生成します。
「Claude Code を使い始めたけれど、毎回同じ指示を繰り返している」「チームで設定を共有したい」「コストが気になるけれど、どこを調整すればいいかわからない」——こうした悩みは、Claude Code の設定を正しく理解することで解決できます。
Claude Code は、設定をほとんど行わなくてもすぐに使い始められるツールです。しかし、設定を適切に行うことで作業効率は大きく変わります。特に CLAUDE.md による指示の永続化、パーミッションによるセキュリティ管理、モデルの使い分けによるコスト最適化は、日常的に Claude Code を使うなら必ず押さえておきたいポイントです。
本記事では、Claude Code の設定方法を体系的に解説します。初期設定から応用的なチーム運用まで、この記事を読めば Claude Code を自分の開発スタイルに合わせてカスタマイズできるようになります。
Claude Code の基本的な使い方についてはこちらの記事を参考にしてください。
CLAUDE.md は、Claude Code に対してプロジェクト固有のルールやコンテキストを伝えるための設定ファイルです。Markdown 形式で記述し、Claude Code がセッションを開始するたびに自動的に読み込まれます。
通常、Claude Code に指示を出すときは対話プロンプトに直接入力します。しかし、プロジェクトのコーディング規約やディレクトリ構成、使用しているフレームワークの情報など、毎回伝える必要がある情報をセッションごとに入力するのは非効率です。
CLAUDE.md にこれらの情報を書いておけば、セッションを新しく開始しても Claude Code が毎回自動的にルールを読み込んで従ってくれます。いわば、Claude Code のための「プロジェクトマニュアル」です。
CLAUDE.md は配置する場所によってスコープが異なります。用途に応じて使い分けましょう。
| 配置場所 | スコープ | 用途 |
|---|---|---|
~/.claude/CLAUDE.md | 全プロジェクト共通 | 個人の作業スタイル、言語設定 |
プロジェクトルート/CLAUDE.md | プロジェクト全体 | コーディング規約、アーキテクチャ |
サブディレクトリ/CLAUDE.md | 特定ディレクトリ | ディレクトリ固有のルール |
Claude Code は起動時にこれらのファイルをすべて読み込み、マージして適用します。グローバル設定とプロジェクト設定が矛盾する場合は、よりスコープの狭い設定が優先されます。
マシン全体で共通のルールを定義します。すべてのプロジェクトに適用されるため、個人の作業スタイルに関する設定を書くのに適しています。
# ~/.claude/CLAUDE.md
## 言語設定
- 日本語で応答すること
- コメントも日本語で書くこと
- 変数名・関数名は英語(camelCase)
## 作業スタイル
- 変更前に必ず既存コードのパターンを確認する
- テストファイルが存在する場合は、変更に合わせてテストも更新する
- コミットメッセージは日本語で書くプロジェクト固有のルールを定義します。Git にコミットしてチーム全体で共有するのが一般的です。
# CLAUDE.md
## プロジェクト概要
- React + TypeScript の Web アプリケーション
- パッケージマネージャ: pnpm
- フレームワーク: React Router v7
## コーディング規約
- TypeScript strict モードを使用する
- コンポーネントは関数コンポーネントで書く
- CSS は Tailwind CSS を使用する
- テストは Vitest で書く
## ディレクトリ構成
- app/routes/ - ページコンポーネント
- app/components/ - 共通コンポーネント
- app/lib/ - ユーティリティ関数
## 命名規則
- ファイル名: kebab-case(例: user-profile.tsx)
- コンポーネント名: PascalCase(例: UserProfile)
- 変数・関数名: camelCase(例: getUserName)
## 開発コマンド
- `pnpm dev` - 開発サーバー起動
- `pnpm test` - テスト実行
- `pnpm build` - ビルドCLAUDE.md を一から書くのが面倒な場合は、/init コマンドを使ってプロジェクトの構成を自動分析し、CLAUDE.md を生成できます。
/initClaude Code がプロジェクトのファイル構成、package.json、設定ファイルなどを読み取り、適切な CLAUDE.md のテンプレートを生成してくれます。生成された内容をベースに、プロジェクト固有のルールを追加・修正していくのが効率的です。
簡潔に書く: 長すぎる CLAUDE.md はトークンを消費します。本当に必要なルールだけを記述しましょう。
具体的に書く: 「きれいなコードを書く」のような曖昧な指示ではなく、「関数は50行以内に収める」「早期リターンを使う」など具体的なルールにします。
禁止事項を明記する: 「使ってはいけない」ものを明示すると効果的です。例えば、「any 型を使わない」「console.log をコミットしない」など。
開発コマンドを書く: ビルド、テスト、lint のコマンドを記載しておくと、Claude Code が適切なタイミングでこれらを実行できます。
Claude Code はファイルの読み書きやシェルコマンドの実行を行うため、パーミッション(許可)の管理はセキュリティ上重要です。何を自動承認し、何を毎回確認するかを適切に設定することで、安全性と利便性のバランスを取れます。
Claude Code がファイルを変更したりコマンドを実行したりするときには、デフォルトでユーザーの承認が求められます。これは安全のための仕組みですが、信頼できる操作まで毎回承認するのは非効率です。
パーミッション設定では、以下の3つのレベルで制御できます。
プロジェクトルートの .claude/settings.json にパーミッションルールを定義できます。
{
"permissions": {
"allow": [
"Read",
"Glob",
"Grep",
"Bash(npm test)",
"Bash(npm run lint)",
"Bash(npm run build)",
"Bash(git status)",
"Bash(git diff)",
"Bash(git log)"
],
"deny": [
"Bash(rm -rf *)",
"Bash(git push --force)",
"Bash(git reset --hard)"
]
}
}allow に追加したツールやコマンドは確認なしで実行されます。deny に追加したものは Claude Code が実行しようとしてもブロックされます。
パーミッション設定も CLAUDE.md と同様に複数のスコープがあります。
| 配置場所 | スコープ |
|---|---|
~/.claude/settings.json | 全プロジェクト共通 |
プロジェクトルート/.claude/settings.json | プロジェクト固有 |
プロジェクト固有の設定は Git にコミットすることで、チーム全体で同じパーミッションルールを共有できます。
現在のパーミッション設定を確認・変更するには、/permissions コマンドを使います。
/permissions対話的にパーミッションを追加・削除できるため、settings.json を直接編集するよりも手軽です。
開発効率とセキュリティのバランスを考慮した、おすすめの設定を紹介します。
自動許可にしてよいもの:
Read, Glob, Grep)Bash(npm test) など)Bash(npm run lint) など)git status, git diff, git log)毎回確認すべきもの:
Write, Edit)git commit, git push)明示的に禁止すべきもの:
rm -rf による再帰的削除git push --force による強制プッシュgit reset --hard による変更の破棄Claude Code では、使用する AI モデルを切り替えることができます。タスクの性質に応じてモデルを使い分けることで、品質とコストのバランスを最適化できます。
セッション中にモデルを切り替えるには、/model コマンドを使います。
/model利用可能なモデル一覧が表示され、対話的に選択できます。また、モデル名を直接指定することも可能です。
/model sonnetClaude Code で利用できる主なモデルと、その使い分けの目安は以下の通りです。
| モデル | 特徴 | おすすめの用途 |
|---|---|---|
| Opus | 複雑な推論を重視 | アーキテクチャ設計、複雑なリファクタリング、根本原因分析 |
| Sonnet | 速度と精度のバランス | 日常的なコーディング、機能追加、コードレビュー |
| Haiku | 速度とコストを重視 | 簡単な質問、ファイル検索、定型的な変更 |
コマンドラインから起動時にモデルを指定することもできます。
claude --model sonnet特定のタスクに集中するセッションでは、あらかじめモデルを指定して起動すると効率的です。
API 従量課金を使っている場合、モデルの選択はコストに直結します。目安として以下の使い分けが効果的です。
サブスクリプションにも利用上限があり、任意の超過利用やAPIは別の課金条件になる場合があります。モデル選択は品質だけでなく、契約中の利用枠も確認してください。
Claude Code を継続的に使う上で、コスト管理は避けて通れないテーマです。特に API 従量課金を利用している場合は、適切な管理設定を行いましょう。
セッション中のトークン消費量とコストを確認するには、/cost コマンドを使います。
/cost入力トークン数、出力トークン数、推定コストが表示されます。定期的に確認する習慣をつけることで、予想外の高額請求を防げます。
API 従量課金を使っている場合は、Anthropic Console から以下の設定が可能です。
これらの設定は Anthropic Console の「Settings」から行えます。想定外のコストを防ぐために、必ず上限を設定しておきましょう。
日常的にコストを抑えるためのテクニックをまとめます。
/compact を活用する: 長い会話が続くとコンテキストウィンドウにトークンが蓄積します。タスクの区切りで /compact を実行し、会話履歴を要約・圧縮しましょう。
具体的な指示を出す: 曖昧な指示は試行錯誤を招き、余分なトークンを消費します。最初から具体的に指示することで、やり直しの回数を減らせます。
CLAUDE.md を整備する: プロジェクトのルールを CLAUDE.md に書いておくことで、毎回の説明が不要になりトークンを節約できます。
セッションを適切に区切る: 無関係な複数のタスクを同じセッションで処理すると、コンテキストが肥大化します。タスクが変わったら /clear で新しいセッションを始めましょう。
Claude Codeの公式なアクセス制御として.claudeignoreへ依存しないでください。機密ファイルは.claude/settings.jsonのpermissions.denyへ指定します。
{
"permissions": {
"deny": [
"Read(./.env)",
"Read(./.env.*)",
"Read(./**/*.pem)",
"Read(./**/*.key)",
"Read(./secrets/**)",
"Read(./data/customer/**)"
]
}
}パス指定は設定ファイルの場所や現在の作業ディレクトリに対して解決されます。/permissionsで、ルールとその設定元を確認してください。
Read denyはClaude Codeのファイルツールと、認識できる一部のシェル読み取りコマンドへ適用されます。任意のPython・Node.jsプロセスなどを含め、OSレベルでアクセスを止める必要がある場合はsandboxのファイルシステム制限を併用します。
Claude Code の設定をチーム全体で共有することで、メンバー全員が一貫した開発体験を得られます。
以下のファイルはプロジェクトリポジトリにコミットし、チーム全体で共有しましょう。
| ファイル | 用途 |
|---|---|
CLAUDE.md | プロジェクトのルール・規約 |
.claude/settings.json | パーミッション設定 |
.claude/commands/ | カスタムスラッシュコマンド |
個人の好みに関する設定はグローバル設定(~/.claude/)に置き、リポジトリにはコミットしません。
# ~/.claude/CLAUDE.md(個人設定の例)
## 個人の好み
- 日本語で応答する
- 説明は簡潔にする
- コード変更時は必ず差分を表示する段階的に導入する: 最初から完璧な CLAUDE.md を目指さず、チームで使いながら徐々にルールを追加していく
レビューに含める: CLAUDE.md の変更もコードレビューの対象にする。ルールの追加・変更がチーム全体に影響するため、合意形成が重要
定期的に見直す: プロジェクトの進行に伴い、不要になったルールやアップデートが必要なルールが出てくる。定期的なメンテナンスを行う
最後に、Claude Code を使い始めるときにすぐ使えるテンプレートを紹介します。プロジェクトの状況に応じてカスタマイズしてください。
# CLAUDE.md
## プロジェクト概要
- [プロジェクト名]: [簡単な説明]
- 技術スタック: [言語], [フレームワーク], [主要ライブラリ]
- パッケージマネージャ: [npm/pnpm/yarn/bun]
## コーディング規約
- 言語: TypeScript(strict モード)
- フォーマッター: Prettier
- リンター: ESLint
- テスト: Vitest
## 命名規則
- ファイル名: kebab-case
- コンポーネント名: PascalCase
- 変数・関数名: camelCase
- 定数: UPPER_SNAKE_CASE
## ディレクトリ構成
- src/routes/ - ページ
- src/components/ - 共通コンポーネント
- src/lib/ - ユーティリティ
- src/types/ - 型定義
## 開発コマンド
- `npm run dev` - 開発サーバー起動
- `npm test` - テスト実行
- `npm run build` - ビルド
- `npm run lint` - lint 実行
## 禁止事項
- any 型を使わない
- console.log をコミットしない
- インラインスタイルを使わない(Tailwind CSS を使用){
"permissions": {
"allow": [
"Read",
"Glob",
"Grep",
"Bash(npm test)",
"Bash(npm run lint)",
"Bash(npm run build)",
"Bash(npx tsc --noEmit)",
"Bash(git status)",
"Bash(git diff)",
"Bash(git log)"
],
"deny": [
"Bash(rm -rf *)",
"Bash(git push --force)",
"Bash(git reset --hard)"
]
}
}{
"permissions": {
"deny": [
"Read(./.env)",
"Read(./.env.*)",
"Read(./**/*.pem)",
"Read(./**/*.key)",
"Read(./**/*.cert)",
"Read(./secrets/**)"
]
}
}プロジェクト固有の機密パスを追加し、通常ファイルを誤って塞いでいないか/permissionsと実際の操作で確認します。
設定をさらに強化するスキルです。
本記事では、Claude Code の設定方法を体系的に解説しました。ポイントを振り返ります。
~/.claude/)は個人の好み、プロジェクト設定は規約に使い分ける/usage(/costはエイリアス)で確認し、/compactでコンテキストを整理するCLAUDE.md と .claude/settings.json を Git にコミットする設定は一度行えば終わりではなく、プロジェクトの成長に合わせて育てていくものです。まずはテンプレートをベースに始めて、使いながら最適化していくのがおすすめです。
モデルaliasと固定IDをチーム運用で使い分ける際は、モデルaliasと固定IDの更新情報も確認してください。
設定の詳細やカスタムコマンドの活用方法について、さらに深く学びたい方は以下のレッスンを参照してください。