9-1 API コストの仕組み
無料Claude Code の API コストの計算方法と課金の仕組みを理解します。
トークンとは
Claude Code のコストは「トークン」単位で計算されます。トークンとは、AIが処理するテキストの最小単位です。
目安として:
- 日本語 1文字 ≈ 1〜2トークン
- 英語 1単語 ≈ 1トークン
- コード 1行 ≈ 5〜20トークン
> /cost
# 今の会話で使ったトークン数とコストを確認できますポイント
トークンの細かい計算より「1回の作業はだいたい10〜50円」という感覚を持つだけで十分です。
Before / After:コスト感覚の変化
Claude Code のコストを正しく理解すると、見方が変わります。
Before(誤解)
- 「AIツールは高そう」→ 使うのをためらう
- 「月額固定だと使わない月ももったいない」
- 「いくらかかるかわからなくて不安」
After(正しい理解)
- 1回の作業は $0.05〜$0.30(10〜50円)程度
- 使った分だけの従量制なので無駄がない
- /cost で今の会話のコストをリアルタイム確認できる
- 予算上限を設定すれば安心
ポイント
「高そうで使えない」と思っている方こそ、まず /cost を実行して実際のコストを確認してみてください。想像より安いはずです。
入力と出力のコスト
コストは入力(あなたの指示 + コンテキスト)と出力(AIの応答)で異なります。
Claude Sonnet(推奨)
- 入力: $3 / 100万トークン
- 出力: $15 / 100万トークン
Claude Opus(高性能)
- 入力: $15 / 100万トークン
- 出力: $75 / 100万トークン
月額の目安:
- ライトユーザー: $5〜15 / 月
- 通常利用: $15〜30 / 月
- ヘビーユーザー: $30〜100 / 月
ポイント
まずは Sonnet モデルで試して、「解決できない」と感じたときだけ Opus を使う、という使い分けが最もコスパが良いです。
コストの確認方法
現在のセッションのコストは /cost コマンドで確認できます。
> /cost
Session usage:
Input tokens: 12,543 ($0.04)
Output tokens: 8,271 ($0.12)
Total: $0.16ポイント
API の使用量は console.anthropic.com の Usage ページでも確認できます。予算のアラートも設定可能です。
なぜ出力のほうが高いのか
入力($3/100万トークン)に比べて出力($15/100万トークン)が5倍高い理由を理解しておきましょう。
- 入力: あなたの指示をAIが「読む」処理。比較的軽い処理
- 出力: AIがコードや文章を「生成する」処理。計算コストが高い
この違いを知っていると、コスト最適化のポイントがわかります。
→ 指示を長くする(入力が増える)ほうが、曖昧な指示で何度もやり直す(出力が増える)より安い
# 丁寧な指示で出力のやり直しを減らす例
> Reactで問い合わせフォームを作って。
> フィールド: 名前、メール、メッセージ。
> バリデーション付き。Tailwind使用。
# → 1回で完成 = 出力トークン節約ポイント
「最初の指示に30秒かけて丁寧に書く」だけで、やり直しが減りコストと時間の両方を節約できます。
実践:コストを計算してみよう
以下の作業にかかるおおよそのコストを見てみましょう。
- 「HTMLページを1つ作って」→ 約 $0.05(7円)
- 「CSVを読み込んでレポートを作って」→ 約 $0.15(22円)
- 「既存のコードにテストを追加して」→ 約 $0.20(30円)
- 「大規模なリファクタリング」→ 約 $1.00(150円)
1日に5-10回の指示を出しても、1日あたり $0.50〜$2.00(100〜300円)程度です。
# 作業後にコストを確認する習慣をつける
> HTMLで自己紹介ページを作って
# 作業完了後
> /cost
# → Total: $0.05 と表示されるよくある失敗と対処法
コスト管理でよくある失敗です。
予算上限を設定し忘れる → 今すぐ console.anthropic.com で設定しましょう。最初は $20/月がおすすめです。
コストが予想より高い → 長い会話を続けるとコンテキストが蓄積され、毎回のコストが増加します。/compact で圧縮しましょう。
/cost を確認しない → セッション終了前に /cost を確認する習慣をつけましょう。
# コストが高いと感じたら /compact で圧縮
> /compact
# → Context compressed: 45,000 → 8,000 tokensまとめ
このレッスンのポイントを振り返ります。
- コストはトークン単位の従量課金
- 出力は入力の5倍のコスト → 具体的な指示で出力のやり直しを減らすのが最も効果的
- /cost でリアルタイムにコストを確認できる
- 1回の作業は $0.05〜$0.30 が目安
- 予算上限は必ず設定する
次のレッスンでは、トークンを最適化する具体的なテクニックを学びます。
ポイント
今すぐ console.anthropic.com にアクセスして月額の予算上限を設定しましょう。5分でできる最も重要なセキュリティ設定です。
Claude Code の API コストで、入力と出力のどちらが高い?