5-1 CLAUDE.md の書き方
無料プロジェクト固有の指示を CLAUDE.md に記述して、毎回の説明を省略する方法を学びます。
CLAUDE.md とは
CLAUDE.md は、プロジェクトのルートディレクトリに置く設定ファイルです。Claude Code はこのファイルを自動的に読み込み、プロジェクトのコンテキストとして利用します。
毎回「このプロジェクトは React で書かれていて…」と説明する手間が省け、トークンの節約にもなります。
# CLAUDE.md のテンプレートを自動生成する
claude /init
# 生成されたファイルを確認
cat CLAUDE.mdBefore / After:CLAUDE.md の効果
CLAUDE.md がない場合とある場合の違いを見てみましょう。
Before(CLAUDE.md なし) 毎回のやりとりで:
- 「このプロジェクトは React + TypeScript です」
- 「テストは vitest を使っています」
- 「コミットメッセージは日本語で」 → 毎回500トークン以上を説明に消費
After(CLAUDE.md あり)
- 上記の情報はすべて CLAUDE.md に記載済み
- Claude Code が自動で読み込む
- 「テストを実行して」だけで vitest が使われる → 説明不要、トークン節約、結果の精度も向上
ポイント
CLAUDE.md を書くのが面倒なら、まず Claude Code 自身に「このプロジェクトの情報を聞いて CLAUDE.md を作って」と頼んでみましょう。
基本構成
CLAUDE.md には以下の情報を書くのが効果的です。
# CLAUDE.md の基本構成例
## プロジェクト概要
- 〇〇のWebアプリケーション
- フロント: React + TypeScript
- バックエンド: Python FastAPI
## 開発コマンド
- `npm run dev`: 開発サーバー起動
- `npm run test`: テスト実行
## コーディング規約
- 関数コンポーネントを使用
- 変数名は camelCase
- コメントは日本語で書く実践:自分の CLAUDE.md を作る
Claude Code 自体に CLAUDE.md を作ってもらうこともできます。
> このプロジェクトの CLAUDE.md を作って。
> 以下の情報を含めて:
> - プロジェクト名: 社内タスク管理ツール
> - 技術: HTML + JavaScript(ライブラリなし)
> - ファイル構成: index.html, style.css, app.js
> - ルール: コメントは日本語、変数名は英語ポイント
claude /init コマンドで CLAUDE.md のテンプレートを自動生成できます。まずはこれをベースにカスタマイズしましょう。
効果的な CLAUDE.md のポイント
- 簡潔に書く — 長すぎるとトークンを消費。要点だけ記載
- コマンドを書く — よく使うコマンドを書くと、AIが適切に実行できる
- 禁止事項を明記 — 「〇〇しないこと」は具体的に書く
- 更新し続ける — プロジェクトの変化に合わせてメンテナンス
## 禁止事項
- node_modules/ を直接編集しないこと
- .env ファイルをコミットしないこと
- console.log を残さないこと配置場所と優先順位
CLAUDE.md は複数の場所に置けます。すべてマージされて読み込まれます。
- ~/.claude/CLAUDE.md — 全プロジェクト共通の設定
- プロジェクトルート/CLAUDE.md — プロジェクト固有の設定
- サブディレクトリ/CLAUDE.md — ディレクトリ固有の追加指示
個人の好み(コミットスタイル等)は ~/.claude/ に、プロジェクトの規約はルートに置くのがベストです。
~/.claude/CLAUDE.md # 全プロジェクト共通
my-project/CLAUDE.md # プロジェクト固有
my-project/src/CLAUDE.md # src/ 以下の追加指示よくある失敗と対処法
CLAUDE.md でよくある間違いです。
長すぎる CLAUDE.md を書く → 200行を超えると逆効果です。要点だけに絞りましょう。
APIキーや機密情報を書いてしまう → CLAUDE.md はリポジトリに含まれることが多いです。環境変数を使いましょう。
古い情報のまま放置 → プロジェクトが変わったら CLAUDE.md も更新してください。古い情報はAIを混乱させます。
まとめ
このレッスンのポイントを振り返ります。
- CLAUDE.md はプロジェクト情報を Claude Code に伝える設定ファイル
- 毎回の説明が不要になり、トークンも節約できる
- 簡潔に、コマンドと規約と禁止事項を書くのが効果的
- claude /init でテンプレートを自動生成できる
次のレッスンでは、さらに効果的な指示のテクニックを学びます。
ポイント
CLAUDE.md は100行以内に収めるのが目安です。長くなってきたら「本当に毎回必要な情報か?」を見直してトリムしましょう。
CLAUDE.md を配置する場所として正しいのは?