2-1 Claude Code を Windows にインストールする手順
無料Windows 10 1809 以降で Claude Code を安全に始めるための公式インストール、認証、権限、更新、トラブルシュートをまとめます。
このレッスンで身につくこと
このレッスンでは、Windows で Claude Code を最短かつ安全に使い始める流れを実行します。基本ルートは、Node.js を実行時に必要としない公式のネイティブ版です。Linux 環境やサンドボックスが必要な人だけ、WSL2 を選びます。
このレッスンのゴール
- Windows の要件と、PowerShell / コマンドプロンプトの確認ができる
- 公式のネイティブインストーラーを使って
claudeを導入できる claude --versionとclaude doctorで導入状態を確認できる- 利用中のプランに合う認証方法を選び、最初のプロジェクトで安全に起動できる
- native、WSL2、WinGet、npm の違いと更新方法を説明できる
所要時間 — 約 45 分(インストールだけなら数分) 難易度 — ★★☆☆☆
解説検証日: 2026-08-14 一次ソース: Claude Code 公式インストールガイド
まず結論:native Windows 版を選ぶ
Windows では、PowerShell から公式インストールスクリプトを実行する方法が推奨です。
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex管理者として実行する必要はありません。インストール後は、開いているターミナルを閉じて新しい PowerShell または CMD を開き、claude --version を確認します。
インストールスクリプトは公式 URL を確認してから実行してください。会社の端末でスクリプト実行が制限されている場合は、IT 管理者のルールに従うか、CMD の手順を試します。
事前準備:対応環境を確認する
必要条件
| 項目 | 公式要件 |
|---|---|
| OS | Windows 10 version 1809 以降、または Windows Server 2019 以降 |
| CPU | x64 または ARM64 |
| メモリ | 4 GB 以上 |
| 接続 | インストールと利用にインターネット接続 |
| シェル | PowerShell またはコマンドプロンプト(CMD) |
| 権限 | 通常のユーザー権限で可。管理者実行は不要 |
Win + R を押して winver と入力すると、Windows のバージョンを確認できます。CPU の種類は「設定 → システム → バージョン情報」で確認できます。要件を満たさない場合は、先に組織の管理者へ相談してください。
あると便利なもの(必須ではない)
- Windows Terminal — PowerShell と CMD をタブで使えるターミナル
- Git for Windows — Claude Code の Bash tool を使いたいときに追加するツール
- VS Code などのエディター — プロジェクトのファイルを確認するためのエディター
Git for Windows や VS Code は Claude Code のインストール条件ではありません。Git for Windows を入れる場合は、公式の案内に従い、必要に応じて Bash tool を有効にします。
ステップ1:PowerShell を確認する
スタートメニューで「PowerShell」を検索し、通常の権限で起動します。次のコマンドでシェルを確認できます。
$PSVersionTable.PSVersionバージョンが表示されれば準備完了です。PowerShell 7 を新たに入れることは必須ではありません。利用中の会社ポリシーや端末の標準環境を優先してください。
PowerShell が使えない場合は、CMD を開いて「CMD でインストール」へ進みます。
ステップ2:公式のnative版をインストールする
推奨:PowerShell
PowerShell で次の1行を実行します。
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex処理が終わったら、PowerShell を閉じて新しく開きます。新しいシェルを開くのは、インストーラーが更新した PATH を読み直すためです。
CMD を使う場合
コマンドプロンプトでは、次を実行します。一時ファイルを使うため、完了後に削除しています。
curl -fsSL https://claude.ai/install.cmd -o install.cmd && install.cmd && del install.cmdCMD でも管理者実行は不要です。curl が見つからない場合は、PowerShell の推奨手順を使うか、端末管理者へ相談します。
インターネット上の出所不明なスクリプトを検索結果から貼り付けないでください。公式ドキュメントに掲載された URL とコマンドを使います。
ステップ3:インストールを検証する
新しい PowerShell または CMD で、まずバージョンを確認します。
claude --versionバージョン番号が表示されたら、コマンドの導入は完了です。続けて診断を実行します。
claude doctordoctor の結果に問題があれば、表示された項目を順番に確認します。まずターミナルを開き直し、ネットワークや PATH の変更を確認してください。原因が分からないまま設定を削除したり、セキュリティソフトを無効化したりする必要はありません。
確認の順番は claude --version → claude doctor です。起動前にここまで通しておくと、認証の問題とインストールの問題を切り分けられます。
ステップ4:認証方法を選ぶ
Claude Code は利用するアカウントや契約に応じて認証します。対応する選択肢は次のとおりです。
- Claude の Pro / Max — Claude アカウントでブラウザログイン
- Team / Enterprise — 組織の案内に従ってログイン
- Anthropic Console — Console の認証や API key を使う構成
- 企業・開発環境 — 管理者が指定する認証・環境変数・プロバイダー設定
無料の Claude プランだけでは Claude Code を利用できません。利用可能なプランや認証方式は変更されることがあるため、ログイン画面と公式ドキュメントの最新案内を確認してください。
API key は必須ではありません
API key を使う場合は、Console の組織ポリシー、料金、キーの保管方法を確認してから設定します。すべての利用者に API key の発行や特定額の支払いを要求するものではありません。キーをチャットやソースコードへ貼り付けないでください。
初回ログイン
プロジェクトフォルダへ移動して claude を起動すると、認証を求められます。
claudeブラウザログインが表示されたら、案内されたページで認証を完了し、ターミナルへ戻ります。API key を選ぶ場合は、画面の案内に従って安全に入力します。認証に失敗したら、まずアカウントのプラン、組織、ネットワーク制限を確認します。
ステップ5:専用のプロジェクトフォルダで起動する
Claude Code を使う場所を先に作ります。ここでは Documents の下に例を作ります。
cd $HOME\Documents
mkdir my-first-claude-project
cd my-first-claude-project
claudeプロジェクトフォルダは、Claude Code に読み書きさせる範囲を意識するための単位です。個人ファイルや機密データが大量にある場所(ホームフォルダ直下など)で、いきなり起動しないでください。
初回は権限確認が表示されます。最初は、ファイル変更やコマンド実行を都度確認する設定を選ぶのが安全です。内容を確認してから承認し、不要な変更は拒否します。
Native Windows と WSL2 の分岐
Native Windows が向いている人
- Windows のファイルやツールを中心に作業する
- PowerShell / CMD からすぐ始めたい
- WSL2 の Linux 環境を別途管理したくない
native Windows 版はサンドボックスに対応していません。権限確認を読み、プロジェクト範囲を絞って利用してください。
WSL2 が必要な人
Linux のパッケージ、シェル、ファイルシステムを前提とするプロジェクトや、Claude Code の sandbox を使いたい場合は WSL2 を検討します。WSL2 側に Claude Code をインストールし、Linux のターミナルから実行します。Windows native 版と同じ場所に二重インストールする必要はありません。
WSL2 は必須ではありません。Linux ツールや sandbox が必要になった時点で選べば十分です。WSL2 の導入・更新は Windows と組織の管理ポリシーに従ってください。
| 選択 | sandbox | 主な実行環境 |
|---|---|---|
| Native Windows | 非対応 | PowerShell / CMD |
| WSL2 | 対応 | Linux シェル |
代替インストール方法
WinGet
Windows Package Manager を使える環境では、次の方法もあります。
winget install Anthropic.ClaudeCode
claude --versionこれは native 版の代替手段です。手動で更新するときは次を実行します。
winget upgrade Anthropic.ClaudeCode更新は WinGet のパッケージ管理に従うため、native 版の自動更新とは扱いが異なります。管理された端末では、利用可能なパッケージが組織によって制限されることがあります。
npm(高度な代替)
npm は、既存の Node.js 運用やチームのパッケージ管理に合わせる必要がある人向けです。通常の Windows 利用者は native 版を選びます。
npm でインストールする場合のみ、インストール時に Node.js 22 以降が必要です。native 版の実行に Node.js は必要ありません。
npm install -g @anthropic-ai/claude-code
claude --versionWindows では Unix の sudo は使いません。権限エラーが出ても、最初から管理者として実行するのではなく、npm の設定・ユーザー領域・PATH を確認し、会社の管理者へ相談してください。
npm 版を更新するときは次を使います。
npm install -g @anthropic-ai/claude-code@latest
claude --version更新と確認
native 版は自動更新されます。手動で更新を開始したい場合は次を実行します。
claude update
claude --versionWinGet 版は WinGet で管理し、npm 版は npm で管理します。インストール方法を混在させると、どの実行ファイルが呼ばれているか分かりにくくなるため、1台では主な方法を1つに決めます。
安全なトラブルシュート
claude が見つからない
- インストール後に新しい PowerShell / CMD を開く
claude --versionを再実行するclaude doctorを実行する- native、WinGet、npm のどの方法で入れたかを確認する
npm 版なら npm のグローバル bin がユーザー PATH に含まれているかを確認します。native 版で同じ症状が続く場合は、公式インストーラーを再実行し、端末のポリシーやセキュリティ製品のログを管理者に確認してもらいます。
PowerShell の実行ポリシーで止まる
会社や学校の端末では、スクリプト実行がポリシーで制限されることがあります。ポリシーを自己判断で変更せず、管理者へ次を伝えてください。
Claude Code の公式 install.ps1 を実行したところ、PowerShell の実行ポリシーでブロックされました。個人端末でも、エラーの全文を確認してから公式ガイドの最新手順に従います。
ネットワーク・プロキシで失敗する
インストールまたは認証時に通信エラーが出る場合、VPN、プロキシ、DNS、ファイアウォールの状態を確認します。社内端末では、claude.ai、認証画面、Anthropic のサービスへの HTTPS 接続が許可されているか IT 担当に確認してください。認証情報を含むログをそのまま共有しないよう注意します。
claude doctor が警告を出す
警告の対象(PATH、バージョン、認証、ネットワークなど)を一つずつ確認します。複数のインストール方法を試した後なら、現在どの claude が呼ばれているかを確認して、不要な方法を勝手に削除する前に状況を記録します。重要なプロジェクトを対象にした設定変更や削除は、バックアップと管理者の確認後に行ってください。
Defender の除外を全員に設定したり、除外すれば速度が改善すると断定したりしないでください。セキュリティ製品の設定変更が必要な場合は、症状と公式ログを添えて管理者に相談します。
まとめ
- 要件は Windows 10 1809 以降 / Server 2019 以降、x64 または ARM64、メモリ 4 GB 以上、インターネット接続
- PowerShell または CMD を通常権限で使い、native 版を基本にする
- PowerShell は
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex、CMD は公式のinstall.cmd手順を使う claude --versionとclaude doctorでインストールを検証する- Pro / Max / Team / Enterprise / Console など、利用可能な契約と認証方法を確認する(Free は非対応)
- 専用プロジェクトフォルダで起動し、権限確認を読んでから承認する
- sandbox が必要なら WSL2、既存の管理に合わせるなら WinGet や npm を検討する
- native は自動更新、手動更新は
claude update。WinGet / npm はそれぞれの管理方法で更新する
実習:最初のチェック
winverで Windows のバージョンを確認する- PowerShell を通常権限で開き、native の公式コマンドを実行する
- 新しいターミナルで
claude --versionとclaude doctorを実行する - Documents の下に専用フォルダを作り、そこで
claudeを起動する - 認証画面で、自分の Pro / Max / Team / Enterprise / Console の利用方法に合う選択肢を選ぶ
- 最初のファイル変更やコマンド実行では、内容を確認してから承認する
どちらを選びますか?
あなたの作業に Linux ツールや sandbox は必要ですか? 必要なら WSL2、そうでなければ native Windows から始めます。分からない場合は native Windows で始め、必要になった時点で WSL2 を追加しましょう。
Windows で Claude Code を始める基本ルートはどれですか?
次のレッスン 2-2: Mac 編 は Mac ユーザー向けです。Windows での認証後の使い方は、2-3: 初回起動と動作確認 に進みましょう。
解説出典: Claude Code 公式インストールガイド(検証日: 2026-08-14)
学んだことを、次の成果物へ
まずは90分でLPを公開してみる
セットアップしたClaude Codeで、実際に公開できるランディングページを完成させます。