2-2 Claude Code を Mac にインストールする手順
無料macOS 13.0 以降に Claude Code を安全に導入する初心者向けガイド。推奨のネイティブ版、Homebrew・npm の代替方法、認証、確認、更新、トラブルシュートを整理します。
このレッスンで身につくこと
このレッスンでは、Mac に Claude Code をインストールして、プロジェクトのフォルダで最初のセッションを始めるまでを進めます。公式ドキュメント(2026-08-14 確認)に合わせ、まずは Node.js を必要としないネイティブ版を使います。
このレッスンのゴール
- 自分の Mac が要件を満たすか確認できる
- 推奨のネイティブインストーラーで Claude Code を導入できる
claude --versionとclaude doctorでインストール状態を確認できる- ブラウザログインなど、利用できる認証方法を選べる
- Homebrew または npm を使う場合の違いと更新方法を説明できる
- 危険な削除や
sudoに頼らず、落ち着いて切り分けられる
所要時間 — 約 45 分(インストールだけなら 10 分程度) 難易度 — ★★☆☆☆(ターミナルの入力が中心)
迷ったら、curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash を使うネイティブ版から始めます。ネイティブ版は実行時に Node.js を必要とせず、バックグラウンドで自動更新されます。
1. 先にシステム要件を確認する
公式の macOS 要件は次のとおりです。
| 項目 | 要件 |
|---|---|
| macOS | 13.0 以降 |
| メモリ | 4 GB 以上の RAM |
| プロセッサ | x64 または ARM64 |
| ネットワーク | インターネット接続が必要 |
| シェル | Bash、Zsh など(macOS の標準は通常 Zsh) |
公式の最低バージョン未満では、現在の要件を満たしません。まず「システム設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」で更新可能か確認してください。会社や学校の管理端末では、OS 更新やインストールが制限されていることがあります。
ここで無理をしない
要件を満たさない Mac に古い記事の手順で入れようとしたり、システム保護を無効にしたりしないでください。管理者権限や sudo は、ネイティブ版の通常インストールには必要ありません。
macOS とメモリを確認する
ターミナル(Terminal.app)を開き、次を実行します。
sw_vers -productVersion
sysctl -n hw.memsize13.0 以上であることを確認します。hw.memsize はバイト単位なので、正確な表示が不要なら「アクティビティモニタ」→「メモリ」でも構いません。
Apple Silicon / Intel を確認する
これは要件確認と、Homebrew を使うときの参考情報です。
uname -m
# arm64 → Apple Silicon
# x86_64 → IntelApple Silicon でも Intel でも、公式ネイティブ版の基本コマンドは同じです。Rosetta や Homebrew のパスを先回りして変更する必要はありません。
2. 推奨:ネイティブ版をインストールする
インストール
ターミナルで次の 1 行を実行します。
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bashこのインストーラーは Mac の環境に合う Claude Code を導入します。ネイティブ版は Node.js を実行時の依存関係にしません。インストール後に「Node.js を入れなければ動かない」という案内が出ても、npm 版を選ぶ場合以外は不要です。
PATH を再読み込みする
インストール直後に claude が見つからない場合は、ターミナルをいったん閉じて新しく開くか、ログインシェルを再読み込みします。
exec zsh -lその後、インストールを確認します。
claude --version
claude doctorclaude --version はバージョン番号を表示します。claude doctor はセッションを開始せず、インストール状態や設定ファイルの検証結果、警告と対処案を表示する読み取り専用の診断です。
確認の考え方
claude doctor の警告は、すべてが致命的という意味ではありません。表示された提案を読み、実行するコマンドの対象と内容を確認してから進めます。
3. 認証して最初のセッションを始める
Claude Code の利用には、次のいずれかのアカウント/契約が必要です。
- Claude の Pro または Max
- Team または Enterprise
- Anthropic Console
Claude.ai の無料プランだけでは Claude Code は利用できません。API キーの発行や特定の月額金額の支払いが全員に必須というわけではなく、契約形態に応じた認証を選びます。
ブラウザでログインする
まず作業したいプロジェクトのフォルダへ移動して、claude を実行します。
mkdir -p ~/Documents/my-first-claude-project
cd ~/Documents/my-first-claude-project
claude表示された案内に従ってブラウザでログインします。Pro、Max、Team、Enterprise、Console のどれを使うかは、所属組織や契約に合わせて選んでください。
設定済みの API キーを使う場合
すでに ANTHROPIC_API_KEY 環境変数を設定している場合、Claude Code はブラウザを開く代わりに、そのキーを使うか一度確認します。キーはチャットやスクリーンショット、リポジトリに貼り付けないでください。
認証方法の詳細やチーム設定は、公式の Authentication を参照します。
安全な最初の起動
ホームディレクトリ全体ではなく、作業対象の専用フォルダから起動します。ファイルを変更する操作では、表示される確認を読み、意図した変更だけを承認してください。
起動できたら、次のような軽い確認を入力します。
このフォルダのファイルを変更せず、現在の場所だけ説明してください。終了は /exit、または Ctrl+C です。
4. 代替方法:Homebrew
Homebrew を普段から使っている人は、次の cask でも導入できます。
brew install --cask claude-codeclaude-code は stable チャンネルです。より早く新しいリリースを受け取りたい場合は、claude-code@latest という cask もあります。
brew install --cask claude-code@latestHomebrew 版は自動更新ではありません。インストールした cask に対応するコマンドを使います。
brew upgrade claude-code
# latest を入れた場合
brew upgrade claude-code@latestHomebrew 自体の導入や /opt/homebrew、/usr/local の違いで迷うなら、Claude Code のためだけに Homebrew を追加する必要はありません。ネイティブ版へ戻るのが簡単です。
5. 高度な代替方法:npm
npm 版は、社内の既存運用やパッケージ管理に合わせたい人向けです。初心者の標準手順ではありません。
Node.js の条件
npm でインストールする時点では Node.js 22 以上 が必要です。古い Node.js では EBADENGINE 警告が出ることがあります。インストール後の claude はネイティブバイナリを実行するため、実行時に Node.js を使いません。
node --version
npm --versionNode.js が必要な場合は、既存のチーム標準(Homebrew、公式インストーラー、バージョン管理ツールなど)に合わせてください。Claude Code のためだけに全員が Node.js を導入する必要はありません。
インストールと更新
npm install -g @anthropic-ai/claude-code
claude --version更新は最新版を明示します。
npm install -g @anthropic-ai/claude-code@latestnpm update -g は元の semver 範囲に従うため、最新版へ移行できない場合があります。Claude Code では推奨しません。
sudo を付けない
sudo npm install -g は実行しないでください。所有権や権限の問題、安全上のリスクにつながります。権限エラーが出たら、sudo を足す前に npm のグローバルディレクトリと公式の権限トラブルシュートを確認します。
6. 更新とリリースチャンネル
ネイティブ版は起動時や実行中に更新を確認し、バックグラウンドで更新を適用します。反映は次回起動時です。すぐ更新したい場合は次を実行します。
claude updateネイティブ版の標準チャンネルは latest です。/config の Auto-update channel、または設定で stable を選べます。stable は通常、主要な回帰を避けるため少し遅いリリースです。
{
"autoUpdatesChannel": "stable"
}Homebrew 版と npm 版は、上で説明した各パッケージマネージャーのコマンドで更新します。インストール方法を混在させると、どの claude が実行されているか分かりにくくなります。
which claude
claude --version7. 安全なトラブルシュート
command not found: claude
まず新しいターミナルを開き、PATH と診断結果を確認します。
command -v claude
claude doctorネイティブ版では通常 ~/.local/bin/claude がランチャーです。そこが PATH にない場合は、インストーラーの表示や公式のトラブルシュートを確認します。内容を理解しないまま .zshrc に同じ PATH を何度も追記しないでください。
curl のエラー、403、HTML が返る
ネットワーク、プロキシ、VPN、社内フィルターの影響が考えられます。URL の綴りと接続先を確認し、組織のネットワーク管理者に相談してください。インストールスクリプトの内容を保存せずに、別サイトのコマンドへ置き換えるのは避けます。
claude doctor が警告を出す
診断結果をそのまま保存し、設定ファイルの検証エラーや PATH の警告を一つずつ確認します。秘密情報が含まれていないことを確かめてから共有してください。
認証できない
無料プランだけではないか、ブラウザで正しい組織にログインしているかを確認します。API キー方式なら環境変数名、キーの有効性、ネットワーク設定を確認し、キーそのものは第三者へ送らないでください。
Apple Silicon / Intel が気になる
uname -mネイティブ版の基本手順は共通です。Rosetta の有効化、Homebrew の入れ直し、システム保護の無効化を先に行う必要はありません。
8. アンインストールについて
アンインストールが必要な場合は、自分が使ったインストール方法に対応する公式手順を確認します。ネイティブ版、Homebrew、npm では削除対象が異なります。
設定や認証情報まで消す必要があるとは限りません。設定ディレクトリを再帰的に一括削除する手順は、設定やプロジェクト固有のファイルを失う可能性があるため、このレッスンの復旧手順として実行しません。
まとめ
- macOS 13.0 以降、4 GB 以上の RAM、x64/ARM64、インターネット接続、Bash/Zsh などが要件
- 初心者は
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bashのネイティブ版から始める claude --versionとclaude doctorで確認する- Pro、Max、Team、Enterprise、Console のいずれかで認証する(無料プランのみは対象外)
- Homebrew は
brew install --cask claude-code、npm は Node.js 22+ が必要な高度な代替 - ネイティブ版は自動更新、手動更新は
claude update - npm の更新は
npm install -g @anthropic-ai/claude-code@latest。npm update -gとsudoは使わない - 困ったら診断、PATH、認証、ネットワークを順番に確認し、危険な一括削除をしない
学習チェックリスト
0/8章末演習 — 次の順番で安全に確認します。
sw_vers -productVersionとuname -mを実行し、要件とアーキテクチャを記録する- ネイティブ版をインストールし、
claude --versionとclaude doctorを実行する ~/Documents/claude-practiceを作り、そのフォルダでclaudeを起動する- 認証後、「このフォルダのファイルを変更せず、一覧だけ説明して」と入力する
claude updateが何をするコマンドか、自分の言葉で説明する
あなたが選ぶべき最初の方法は、ネイティブ版、Homebrew、npm のどれですか?「Node.js が必要か」「自動更新か」「既存の運用に合わせるか」の観点で理由も考えてみましょう。
Node.js をまだ使っていない Mac 初心者に、公式ドキュメントが推奨する最初の方法はどれですか?
解説公式一次ソース(2026-08-14 確認):Claude Code — Advanced setup / Installation
次のレッスン 2-3: 初回起動と動作確認 では、セッションの基本操作と安全な権限確認を扱います。
学んだことを、次の成果物へ
まずは90分でLPを公開してみる
セットアップしたClaude Codeで、実際に公開できるランディングページを完成させます。