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入れる・困ったとき

会社のPCにClaude Codeを入れる⁠|管理者権限なしのWindows、プロキシ・証明書・実行ポリシーの対処と情報システム部への確認事項

要点この記事の答え
  1. 会社のWindowsでも、管理者権限なしで入れられます。
  2. プロキシはHTTPS_PROXY、会社の証明書はNODE_EXTRA_CA_CERTSで通します。
  3. 通信を許す宛先とEDRの許可を、情報システム部と先にそろえます。
会社の Windows でも管理者権限なしで入り、ネットワークの準備が要ることがあるので、プロキシの URL と会社の証明書と通信を許す宛先を情報システム部と先にそろえる。

Claude Codeは、Windowsでも管理者権限なしで入れられます。PowerShellで公式のコマンドを1行実行すると、自分のユーザーのフォルダ(%USERPROFILE%\.local\bin)に入ります。

会社のPCでは、インストールの前にネットワークの準備が要ることがあります。プロキシを通す設定(HTTPS_PROXY)、会社の証明書を信頼させる設定(NODE_EXTRA_CA_CERTS)、通信を許す宛先の3つを、情報システム部と先にそろえておくと早く済みます。

手順は、2026年10月23日に公式のセットアップの説明、企業ネットワークの設定、インストールの不具合の直し方、managed settingsの配り方、組織での導入の説明と照らし合わせました。

先に情報システム部に確かめること

確かめること理由
確かめること会社で使うプランとアカウント理由Claude CodeにはPro、Max、Team、Enterprise、Claude Consoleのいずれか、またはAmazon Bedrockなどのクラウドの設定が要る。会社が決めた組織のアカウントでしかログインできない設定もある
確かめることプロキシのURLと、認証の方式理由HTTPS_PROXYに入れる。SOCKSのプロキシには対応していない
確かめることプロキシの証明書(CA)のファイル理由通信を検査するプロキシがあると、証明書のエラーになる
確かめること下の表の宛先への通信を許してもらう理由ブロックされるとインストールやログインが止まる
確かめることウイルス対策・EDRの許可理由claude.exeと、そこから動くcmd.exeやbash.exeを止めないようにしてもらう
確かめることWSLを使ってよいか理由管理されたPCでは、デスクトップアプリのWSLのセッションが既定で切られている

動作環境

項目要件
項目Windows要件Windows 10 1809以降、またはWindows Server 2019以降。64ビット
項目メモリ要件4GB以上
項目管理者権限要件不要
項目Git for Windows要件なくてよい。ない場合はPowerShellでコマンドを動かす

入れ方(管理者権限なし)

プロキシがある会社では、PowerShellで先にプロキシを指定してから、公式のコマンドを実行します。proxy.example.com:8080は自社の値に置き換えます。

コマンド
$env:HTTP_PROXY = 'http://proxy.example.com:8080'
$env:HTTPS_PROXY = 'http://proxy.example.com:8080'
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex

入ったら新しいPowerShellを開き、claude --versionで版の番号が出ることを確かめます。Windowsでの入れ方の全体は 「Claude CodeをWindowsで使う」 で説明しています。

「Windows PowerShell (x86)」を開いていると、64ビットのPCでも32ビットとして動き、エラーになります。スタートメニューで「(x86)」の付かないほうを選んでください。

つながるかを先に確かめる

インストール用のファイルはdownloads.claude.aiから取ります。届くかどうかは、公式のつながりの確かめ方のとおり次で確かめられます。

コマンド
curl.exe -sI https://downloads.claude.ai/claude-code-releases/latest

1行目に200が出れば届いています。403ならプロキシやフィルターで止められている可能性が高く、何も出ないかタイムアウトなら、ネットワークでふさがれています。

通信を許す宛先

公式のネットワークの要件のうち、ふだん使うのに要る主な宛先は次の通りです。

宛先使い道
宛先api.anthropic.com使い道Claudeへの依頼
宛先claude.ai、claude.com使い道claude.aiのアカウントでのログイン
宛先platform.claude.com使い道ログインの認証(Consoleとclaude.aiの両方)
宛先sso.claude.com使い道シングルサインオンを使う組織のログイン
宛先downloads.claude.ai使い道インストールと自動更新
宛先registry.npmjs.org使い道プラグインの追加と、npmで入れる場合
宛先github.com使い道プラグインのマーケットプレイス

MCPのコネクター、Claude in Chrome、ログの送信などに使う宛先もあります。全部の一覧は公式の表を情報システム部に渡してください。

プロキシの設定を残す

$env:で入れた値は、そのPowerShellの窓を閉じると消えます。毎回使うなら、Claude Codeの設定ファイル%USERPROFILE%\.claude\settings.jsonのenvに書きます。公式のネットワークの頁にある値は、すべてsettings.jsonにも書けます。

設定
{
  "env": {
    "HTTPS_PROXY": "http://proxy.example.com:8080",
    "NO_PROXY": "localhost,.example.com"
  }
}

プロキシにユーザー名とパスワードが要る場合は、次の形でURLに入れられます。

テキスト
http://username:password@proxy.example.com:8080

NTLMやKerberosの認証が要るプロキシでは、公式はその方式に対応したLLM Gatewayを使うことを勧めています。

設定が効いているかは、Claude Codeの中で/statusを実行し、Proxyの行で確かめます。

証明書のエラーが出たとき

通信の中身を検査するプロキシがあると、次のようなエラーになります。

テキスト
SSL certificate verification failed (UNABLE_TO_GET_ISSUER_CERT_LOCALLY)
Self-signed certificate detected (SELF_SIGNED_CERT_IN_CHAIN)
場面対処
場面PowerShellでのインストール対処Windowsの証明書ストアで検査される。情報システム部に、プロキシのCA証明書をWindowsのストアに入れてもらう
場面入れたあとのClaude Code対処NODE_EXTRA_CA_CERTSにCA証明書のファイルを指定する
コマンド
$env:NODE_EXTRA_CA_CERTS = 'C:\path\to\corporate-ca.pem'

公式のコマンド1行で入れたClaude Codeは、もともと同梱の証明書とOSの証明書ストアの両方を信頼します。会社のCAがWindowsのストアに入っていれば、それで通ることもあります。

NODE_TLS_REJECT_UNAUTHORIZED=0は設定しないでください。 証明書の確かめをまるごと止めてしまいます。

このほか、Windows PowerShell 5.1でCould not create SSL/TLS secure channelが出るときは、同じ窓でTLS 1.2を有効にしてからインストールします。

コマンド
[Net.ServicePointManager]::SecurityProtocol = [Net.SecurityProtocolType]::Tls12
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex

CRYPT_E_NO_REVOCATION_CHECKやCRYPT_E_REVOCATION_OFFLINEは、証明書の失効の確認がファイアウォールで止められているときに出ます。PowerShellのインストーラーか、winget install Anthropic.ClaudeCodeで入れると避けられます。

「スクリプトの実行が無効」と出たとき

running scripts is disabled on this systemは、PowerShellの実行ポリシーが.ps1のスクリプトを止めているときに出ます。公式によると、これはnpmで入れた場合のnpm.ps1やclaude.ps1で起きるもので、irm https://claude.ai/install.ps1 | iexのインストーラーには関係しません。

対処内容
対処npmをやめる内容PowerShellのインストーラーで入れ直す。こちらはスクリプトではなくプログラムを入れる
対処.cmdを使う内容npm.cmdやclaude.cmdは実行ポリシーの対象外
対処自分のユーザーだけ許す内容Set-ExecutionPolicy -ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope CurrentUser

実行ポリシーを会社が決めている場合は、変える前に情報システム部に確かめてください。

ウイルス対策・EDRに止められるとき

インストール中にThe process cannot access the fileと出るときは、前のインストールがまだ動いているか、ウイルス対策が%USERPROFILE%\.claude\downloadsのファイルを調べている途中です。ほかのPowerShellの窓を閉じ、スキャンが終わるのを待ってから、そのフォルダを消して入れ直します。

AppLocker、グループポリシーのソフトウェアの制限、EDRがClaude Codeの動きを止めている場合は、claude.exeと、そこから起動するcmd.exeやbash.exeを許可してもらうよう、公式は案内しています(公式の説明)。

WSLを使うとき

次の内容は、公式の組織での導入の説明とセットアップの説明によります。

WSL 2で使うと、Claude Codeのsandbox(コマンドを隔離して動かす仕組み)が使えます。Windowsで直接動かす場合は、sandboxに対応していません。

気をつけること内容
気をつけることインストール内容WSLのターミナルの中で、Linux用のコマンドを実行する
気をつけることデスクトップアプリ内容会社が管理するPCと判断されると、WSLのセッションが既定で切られる。使うには管理者がレジストリで許可する
気をつけること会社の設定内容WSLは既定でLinux側の/etc/claude-codeだけを読む。Windows側の設定を当てるには、管理者がwslInheritsWindowsSettingsを有効にする
気をつけること監視内容WSL 2の中の動きは、Windows側のEDRからは見えない

会社の設定(managed settings)

情報システム部は、会社のPCすべてに同じ設定を配れます。Windowsでの置き場所は次の通りです。

配り方場所
配り方ファイル場所C:\Program Files\ClaudeCode\managed-settings.json
配り方レジストリ(管理者が配る)場所HKLM\SOFTWARE\Policies\ClaudeCodeのSettingsの値
配り方レジストリ(ユーザーが書ける予備)場所HKCU\SOFTWARE\Policies\ClaudeCode

Intune、グループポリシーなどで配れます。プロキシや証明書の値も、設定のenvに入れて配れます。どの設定が当たっているかは、Claude Codeの中で/statusを実行して確かめます。

何を許し、何を止めるかの決め方は 「Claude Codeのセキュリティ設定」 で、会社での導入の進め方は 「Claude Codeの活用事例と法人導入ガイド」 で説明しています。Mac・Linuxを含めた入れ方は 「Claude Codeのインストール方法」 にまとめています。

よくある質問

会社のPCに管理者権限がなくてもClaude Codeを入れられますか?

入れられます。WindowsではPowerShellかコマンドプロンプトから公式のコマンドを実行すれば、自分のユーザーのフォルダに入ります。管理者として実行する必要はありません。

会社のプロキシの下で使うにはどうしますか?

環境変数HTTPS_PROXYにプロキシのURLを入れてから起動します。続けて使うならsettings.jsonのenvに書きます。SOCKSのプロキシには対応していません。

証明書のエラーが出るのはなぜですか?

会社のプロキシが通信を検査していて、その証明書をClaude Codeが信頼していないためです。会社のCA証明書のファイルをNODE_EXTRA_CA_CERTSに指定します。

情報システム部には何を頼めばいいですか?

プロキシのURLと証明書のファイル、api.anthropic.comやclaude.aiなどへの通信の許可、ウイルス対策やEDRでのclaude.exeの許可、使うプランとアカウントの4つです。