株式会社BlueAI 代表取締役CEO / ソフトウェアエンジニア / プロダクトエンジニア / Google Cloud Architect / 元AIスタートアップ(Doorkel)
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Claude Codeとは、Anthropic公式のAIコーディングエージェント。コード生成・修正・Git・テストを横断でき、対象プランまたはAPIで利用できます。

Claude Codeの料金を2026年8月の公式情報で比較。Pro(月20ドル)、Max(月100・200ドル)、API従量課金の違い、無料利用の可否、トークン上限、超過料金を解説。

Claude Codeの公式ネイティブインストーラーをOS別に解説。Mac・Windows・Linux・WSL2への導入、認証、更新、claude doctorによる確認までまとめました。
記事で得た前提を、ダミー素材・手順・確認項目つきの実務ラボで試します。
30分・登録不要
Claude Codeを試したいけれど、「手元のファイルを勝手に変えないか」「秘密情報を読ませないか」が心配な人向けの記事です。最初から大きなリポジトリや本番データを開くのではなく、専用フォルダ・ダミーデータ・バックアップ・確認を挟む権限設定で小さく始めます。
この記事のゴールは、30分で安全な練習環境を作り、1つのファイルを読み取り、必要なら小さな変更を許可して、元に戻せる状態を確認することです。絶対安全になる設定はありません。Claude Codeが実行した内容を人が確認し、困ったときに復旧できることまでをセットにします。
次の順番で進めると、失敗の範囲を狭くできます。
.env、秘密鍵を入れず、ダミーデータだけ置く/permissionsと/statusで現在の状態を確認するClaude Codeの概要やインストール手順がまだの場合は、
を先に確認してください。より広い脅威モデルや法人運用は
が対象です。
実際のプロジェクトの親フォルダで起動せず、練習用の場所を明示します。たとえばターミナルでは次のようにします。
mkdir -p ~/claude-code-safe-starter/input ~/claude-code-safe-starter/output
cd ~/claude-code-safe-starter
printf 'name,score\nSample A,80\nSample B,65\n' > input/sample.csv
cp input/sample.csv input/sample.csv.bakWindows PowerShellでは、次のように同じ構成を作れます。
New-Item -ItemType Directory -Force ~/claude-code-safe-starter/input, ~/claude-code-safe-starter/output
Set-Location ~/claude-code-safe-starter
"name,score`nSample A,80`nSample B,65" | Set-Content input/sample.csv -Encoding utf8
Copy-Item input/sample.csv input/sample.csv.bak業務データを試したくなっても、この段階ではコピーしません。氏名、メールアドレス、顧客番号、APIキー、パスワード、.env、SSH鍵を置かないでください。練習の目的に必要な最小の項目を、架空の値で作ります。
Gitを使う場合は、変更前の状態を記録できます。
git init
git add input/sample.csv
git commit -m "Create safe starter sample"Gitは復旧に役立ちますが、秘密情報をコミットしてよいという意味ではありません。バックアップ先にも機密データを置かないようにします。
Claude Codeの設定には、主に次の3つのスコープがあります。
| スコープ | 代表的な場所 | 使いどころ |
|---|---|---|
| User | ~/.claude/settings.json | 自分の全プロジェクトに共通する設定 |
| Project | .claude/settings.json | チームで共有するプロジェクト設定 |
| Local | .claude/settings.local.json | 自分の端末だけで使う設定。共有しない許可 |
プロジェクト設定はリポジトリに含める前提で内容をレビューし、個人用の許可や端末固有の値はLocalに分けます。どのスコープを編集したか分からないまま許可を増やさないことが大切です。詳しい仕様は公式の設定ガイドを参照してください。
権限は「何でも許可」から始めず、拒否したい対象を先に決めます。考え方としてはdeny、ask、allowの順に、拒否・確認・許可を使い分けます。たとえば専用フォルダの.claude/settings.jsonに、次のような最小ルールを置けます。
{
"permissions": {
"deny": [
"Read(/.env)",
"Read(/.env.*)",
"Read(/secrets/**)",
"Bash(git push *)"
],
"ask": [
"Bash(git commit *)",
"Bash(rm *)"
],
"allow": [
"Read(/input/**)",
"Edit(/output/**)"
]
}
}Project設定内の先頭/はOSのルートではなく、設定元であるプロジェクトルートを基準にします。Editルールは組み込みの編集・書き込みツールに適用されます。
allowを広いBash(*)にしたり、Read(./**)でフォルダ全体を読ませたりすると、意図した範囲を超えやすくなります。最初はinputを読む、outputへ書く、という作業単位に絞り、必要になったときだけ1つずつ見直します。設定の構文や評価の詳細は公式の権限ガイドで確認してください。
起動後は/permissionsで現在の権限と設定元を確認し、/statusでセッション、モデル、環境の状態を見ます。表示されたパスや許可が想定外なら、作業を止めて設定を直してください。
練習フォルダにCLAUDE.mdを置くと、目的と確認手順を毎回伝えられます。
# Safe starter
- input/ のダミーデータだけを読む
- output/ にだけ新しいファイルを書く
- 元ファイルを上書きしない
- 外部送信、削除、インストール、デプロイはしない
- 実行前に予定するファイルとコマンドを説明するただし、CLAUDE.mdはClaude Codeへの指示をまとめるファイルであり、OSの強制的なセキュリティ境界ではありません。権限設定、OSのアカウント権限、バックアップ、レビューと組み合わせます。また、Read/EditのdenyだけでOS全体を隔離できるわけではありません。秘密情報を端末に置かない、専用環境を使う、といった対策も必要です。
最初から「全部作って」と依頼せず、次のように範囲を固定します。
input/sample.csv を読み、件数と平均点を計算する計画だけを提示してください。
まだ編集・削除・外部通信・インストールはしないでください。
次に実行するコマンド、読むファイル、書く予定のファイルを先に列挙してください。計画に納得したら、読み取りを許可します。結果を自分で検算し、その後に「output/summary.mdだけへ保存」と明示します。確認画面が出た場合は、コマンド、対象パス、目的を読み、分からない操作は拒否します。小さく許可することで、誤操作の影響を限定できます。
Claude Codeのsandboxは、Bashやサブプロセスのファイル・ネットワーク到達範囲を制限するための仕組みです。macOS、Linux、WSL2で動作しますが、native Windowsでは動きません。Windowsでsandboxが必要な作業はWSL2など対応環境を検討してください。
ただしsandboxを有効にしても、入力データの扱い、認証情報、プロンプトインジェクション、誤ったコマンドのリスクがゼロになるわけではありません。対応環境、制限内容、ネットワーク設定は公式のsandboxガイドで確認します。
.env・秘密鍵・顧客データがないことを確認した.claude/settings.jsonのdeny/ask/allowを読んだ/permissionsと/statusを確認したoutput/だけに出力された手順を実際に一度通してみたい人は、Claude Code安全スターター30分ラボで、サンプル・設定・確認・復旧をまとめて実行できます。設定項目を体系的に学ぶ場合は
も役立ちます。
Claude Codeを安全に始めるコツは、特別な呪文ではなく作業範囲を小さくし、許可と復旧を見えるようにすることです。専用フォルダとダミーデータを用意し、denyから設計し、/permissionsと/statusで確認しながら、読み取り・出力を段階的に許可します。慣れてから実データへ進み、そのときも最小権限、バックアップ、レビューを残してください。