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使い方

Claude Codeの巻き戻し(/rewind)とチェックポイント⁠|元に戻す方法と、戻らないもの

要点この記事の答え
  1. /rewindか、入力欄が空のときEscを2回で戻せます。
  2. コードと会話の両方、会話だけ、コードだけを選べます。
  3. Bashだけで変えたファイルやpushは戻りません。
2 つのリールのあいだを指示ごとの区切りが入ったフィルムが走り、/rewind で選んだ区切りまで巻き戻せるが、外に出た push と Bash の rm で消したファイルは戻らない側に置かれた設計図。

Claude Codeがした変更を元に戻すには、/rewindと入力するか、入力欄が空のときにEscを2回押します。送った指示の一覧が出るので、戻りたい指示を選び、「コードと会話の両方」「会話だけ」「コードだけ」のどれを戻すかを選びます。戻す先のチェックポイントは、あなたが指示を送るたびに自動で作られるので、前もって何かを設定する必要はありません。

ただし、戻るのはClaudeがファイル編集の道具で直したファイルと会話です。Bashのコマンドだけで変えたファイル(rmで消した、mvで動かした、など)、push・デプロイ・データベースの変更のような外への影響、あなたや別のセッションがClaude Codeの外で直した内容は戻りません。チェックポイントは、そのセッションの中で手早くやり直すための仕組みで、長く残す履歴はGitで取ります。

内容は、2026年10月25日に公式のチェックポイントの説明、対話モードの説明、コマンドの一覧、VS Code拡張の説明、デスクトップアプリの説明、設定のリファレンス、エラーの一覧と照らし合わせました。

チェックポイントとは

チェックポイントは、Claude Codeがコードの状態を自動で控えておく地点です。公式の説明では、あなたが指示を送ってClaudeの番が始まるたびに、その前の状態が1つのチェックポイントになります。Claudeがファイル編集の道具で直したファイルは、直す前の中身が控えとして残ります。

  • 何もしなくても、最初から動いています
  • チェックポイントは会話と一緒に保存されるので、/resumeで会話を開き直したあとも/rewindで戻れます
  • 1つのセッションで、直近100個のチェックポイント分のファイルの控えを残します

会話の単位は用語集のセッションにあたります。

巻き戻しのやり方

/rewindか、Escを2回

巻き戻しの画面は、次のどちらかで開きます。

テキスト
/rewind

もう1つは、入力欄が空の状態でEscを2回押す方法です。入力欄に文字が残っていると、Escの2回は入力を消すだけで、画面は開きません。消した文字は入力の履歴に残るので、巻き戻しが終わったあとに↑で呼び戻せます。

/rewindには/checkpointと/undoという別名もあります(コマンドの一覧)。

戻り方を選ぶ

画面には、そのセッションで送った指示が並びます。戻りたい指示を選ぶと、次の選択肢が出ます。

選択肢ファイル会話向いている場面
選択肢Restore code and conversationファイルその時点に戻す会話その時点に戻す向いている場面方向を間違えたので、指示から出し直す
選択肢Restore conversationファイル今のまま会話その時点に戻す向いている場面変更は残し、会話だけやり直す
選択肢Restore codeファイルその時点に戻す会話今のまま向いている場面会話の流れは残し、変更だけ取り消す
選択肢Summarize from hereファイル変えない会話選んだ所から後ろを要約する向いている場面途中から長くなった調べものを縮める
選択肢Summarize up to hereファイル変えない会話選んだ所より前を要約する向いている場面前半を縮め、後半はそのまま残す
選択肢Never mindファイル変えない会話変えない向いている場面何もせずに一覧へ戻る

コードを戻す2つは、選んだ地点のあとにClaudeが直したファイルがあるときだけ出ます。会話を戻すか、Summarize from hereを選ぶと、選んだ指示の文が入力欄に戻るので、そのまま送り直すか、書き直して送れます。

要約の2つの選択肢

Summarize from hereとSummarize up to hereは、ディスクのファイルを変えません。会話の一部を要約にまとめて、コンテキストの空きを作ります。公式は、範囲を選べる/compactのようなもの、と説明しています。元のメッセージはセッションの記録に残るので、Claudeは細部を参照できます。

要約に残したい内容があるときは、矢印キーで選択肢に合わせ、add context (optional) の欄に指示を書いてからEnterを押します。数字のキーで選ぶと、指示なしですぐ要約します。/compactとの使い分けは、次の記事にまとめています。

関連記事使い方Claude Codeの/compactとコンテキスト|いっぱいになる前の対処と、/clearとの使い分けClaude Codeのコンテキストウィンドウとは何か。モデルとプランで変わる大きさ、/contextでの確認、自動圧縮が始まる位置、/compactと/clearの使い分け、圧縮のあとに残るもの、うまくいかないときの対処を解説。

/clearの前の会話にも戻れる

同じClaude Codeを起動したまま、前に/clearで会話を空にしていた場合は、一覧の一番上に/resume <session-id> (previous session)という項目が出ます。選ぶと、/clearの前の会話を開き直せます。Claude Codeを終了するか、別のセッションを再開するまで使えます。

戻らないもの

公式の「制限」の節に挙がっているものは、次のとおりです。

戻らないもの中身代わりの戻し方
戻らないものBashのコマンドだけで変えたファイル中身Claudeが一度も編集の道具で直していないファイルを、rm、mv、書き出しのコマンドなどで変えた場合代わりの戻し方Gitなどの版の管理
戻らないものサブエージェントの編集中身Claudeが会話の中で直していないファイルへの、サブエージェントの編集。手前で動くフォークのスキル(context: fork)だけは通常どおり戻る代わりの戻し方Gitなどの版の管理
戻らないものClaude Codeの外の変更中身あなたがエディタで直した内容、同時に動く別のセッションの編集。たまたま同じファイルなら控えに入ることがある代わりの戻し方Gitなどの版の管理
戻らないものシンボリックリンクとハードリンク中身戻すときに飛ばされ、Restored the code, but skipped N filesと出る代わりの戻し方Claudeに逆の編集を頼むか、自分で直す
戻らないもの作業中に送ったメッセージ中身Claudeの作業中に打った指示には自分のチェックポイントがなく、No code restoreと出る代わりの戻し方その番を始めた指示を選んでコードを戻す

Bashの扱いは少し細かいです。Claudeが会話の中で一度ファイル編集の道具で直したファイルなら、そのあとBashのコマンドが同じファイルを変えても、/rewindで戻ります。Bashのコマンドだけが触ったファイルは、追われず今のままです。

表にない、push、デプロイ、データベースの書き換え、外部のサービスへの送信も、ファイルの控えとは関係がないので戻りません。こうした操作を任せるときは、許可モードで確認を求める設定にしておきます。始める前の守りの設定は、次の記事にまとめています。

関連記事安全と会社での利用Claude Codeを安全に始める初期設定|初心者の30分スターターClaude Codeを安全に始める初心者向け手順。専用フォルダ、ダミーデータ、権限設定、確認、復旧を30分で試せます。

チェックポイントが残る期間

項目公式の説明
項目1つのセッションで残る数公式の説明直近100個のチェックポイント分のファイルの控え
項目消える時期公式の説明既定では、そのセッションが最後に控えを保存してから約30日後
項目延ばす設定公式の説明cleanupPeriodDays(日数。既定は30、最小は1)
項目控えの置き場所公式の説明~/.claude/file-history/<session>/

控えが消えたあとも、/resumeで開いた会話の/rewindには地点が並びます。そこでコードを戻そうとすると、No files were restoredと出て失敗することがあります。長く残したいときは、~/.claude/settings.jsonで日数を延ばします。

設定
{
  "cleanupPeriodDays": 90
}

公式によると、0は設定の検証で失敗します。会話の記録など、ほかの控えも同じ日数で消えるので、記録の消え方は次の記事も見てください。

関連記事使い方Claude Codeのセッションを再開・確認・削除する方法|履歴の保存場所とクラウドセッションとの違いClaude Codeのセッションの再開方法(--continue、--resume、/resume)、会話の名前の付け方、履歴の保存場所、自動で消える期間、claude purgeでの削除方法、セッションの上限、クラウドセッションとの違いを公式ドキュメントで解説。

チェックポイントを切る設定

チェックポイントは既定でオンです。切りたいときは、設定のfileCheckpointingEnabledをfalseにします。/configのRewind code (checkpoints) でも切り替えられます。そのセッションだけ切るなら、環境変数CLAUDE_CODE_DISABLE_FILE_CHECKPOINTING=1を使います。切ると、/rewindでコードは戻せません。

設定
{
  "fileCheckpointingEnabled": false
}

claude -pでの実行やAgent SDKでは、この設定は使われません。-pではCLAUDE_CODE_ENABLE_SDK_FILE_CHECKPOINTING=trueで、Agent SDKではenableFileCheckpointingのオプションでオンにします。

Gitとの使い分け

公式は、チェックポイントを「セッションの中で手早く戻すための仕組み」とし、版の管理の代わりではないと書いています。長く残す履歴や、ほかの人との共有は、これまでどおりGitのコミットとブランチで行います。

チェックポイントGit
作られる時チェックポイント指示を送るたびに自動Git自分でコミットした時
残る期間チェックポイント既定で約30日、直近100個Git消すまで残る
戻せる範囲チェックポイントClaudeが編集の道具で直したファイルGit管理しているすべてのファイル
共有チェックポイントできないGitpushしてチームと共有できる
会話チェックポイント一緒に戻せるGit関係しない

おすすめは、Claudeに頼む前にGitでコミットしておき、細かいやり直しは/rewind、大きく戻すときやBashで消えたファイルはGitで戻す使い方です。Gitが初めての人の練習の手順は、上の安全な始め方の記事にあります。

VS Codeとデスクトップアプリ

VS Code拡張

VS Code拡張の説明によると、拡張でもチェックポイントが使えます。メッセージにマウスを乗せると巻き戻しのボタンが出て、次の3つから選びます。

選択肢中身
選択肢Fork conversation from here中身このメッセージから会話を枝分かれさせる。コードの変更はそのまま
選択肢Rewind code to here中身ファイルの変更をこの地点まで戻す。会話はすべて残す
選択肢Fork conversation and rewind code中身会話を枝分かれさせ、ファイルの変更もこの地点まで戻す

制限は、ターミナルと同じチェックポイントの説明に従います。拡張の使い方は、次の記事にあります。

関連記事入れる・困ったときClaude CodeをVS Codeで使う方法|拡張機能の入れ方・日本語設定・アカウント切り替え・CLIとの違いClaude CodeのVS Code拡張機能を入れて使う手順を、インストールとサインイン、Cursorなどへの入れ方、日本語設定、アカウント切り替え、モデル切り替え、CLIとの使い分けまで、公式の説明と照らしてまとめます。

デスクトップアプリ

2026年10月25日に読んだデスクトップアプリの説明には、巻き戻しやチェックポイントの記載が見当たりませんでした。デスクトップのCodeタブでも/から組み込みのコマンドを選べますが、ターミナルの画面を開くタイプのコマンドは動きが違う、と書かれています。デスクトップで使えるかどうかは、アプリの/の一覧で確かめてください。

戻せないときの確かめ方

症状原因と対処
症状Escを2回押しても画面が出ない原因と対処入力欄に文字がある。もう一度Escを2回押すか、/rewindと打つ
症状コードを戻す選択肢が出ない原因と対処選んだ地点のあとに、Claudeが直したファイルがない
症状No files were restoredと出る原因と対処控えが消えたか、ファイルを書き換えられない。約30日の整理で消えた控えは戻らないので、Gitで戻す
症状Restored the code, but skipped N filesと出る原因と対処リンクなどのパスを飛ばした。/debugを有効にしてから戻すと、飛ばしたパスが~/.claude/debug/<session-id>.txtに出る
症状戻した会話が、再起動で戻ってきた原因と対処戻したあと、次の指示を送る前に終了した。同じ指示を選んでRestore conversationをやり直し、終了する前に1つ指示を送る

最後の点は、公式の説明では、Claude Codeが戻した会話を次の指示と一緒に保存するためです。戻したファイルは、戻したときのままです。

会話を残したまま別のやり方を試したいときは、巻き戻すより、会話を枝分かれさせる/branchかclaude --continue --fork-sessionが合う、と公式は案内しています。ほかのコマンドは、次の記事にまとめています。

関連記事使い方Claude Codeのコマンド一覧|スラッシュコマンド・CLI・更新コマンドの使い方Claude Codeで使えるコマンドを一覧で解説。まず覚える10個、目的別のスラッシュコマンドの一覧、/goal・/loop・/btw・/designの使い方、ターミナルで打つCLIのコマンド、インストールと更新(claude update)のコマンド、ショートカット、自分でコマンドを作る方法までまとめます。

使い方の全体は、次の記事から読めます。

関連記事使い方Claude Codeの使い方|初心者が最初の30分でやることと毎日のコツClaude Codeの使い方を、インストールから最初の作業、差分の確認と巻き戻しまで実際の画面で解説。毎日使うコマンドとキー、頼み方のコツ、よくある失敗もまとめます。

よくある質問

Claude Codeで直前の変更を元に戻すには?

入力欄が空の状態でEscを2回押すか、/rewindと入力します。戻りたい指示を選び、Restore code(コードだけ)かRestore code and conversation(コードと会話)を選びます。

/rewindで、消したファイルは戻りますか?

Claudeがファイル編集の道具で直したことのあるファイルなら戻ります。Bashのrmだけで消したファイルは追われていないので戻りません。Gitなどで戻します。

チェックポイントはいつまで残りますか?

1つのセッションで直近100個分の控えが残り、既定ではセッションが最後に控えを保存してから約30日で消えます。cleanupPeriodDaysで日数を延ばせます。

pushやデプロイも取り消せますか?

/rewindでは取り消せません。チェックポイントが戻すのは手元のファイルと会話だけです。push、デプロイ、データベースの変更のような外への影響は、別の手段で戻します。

Gitを使っていれば、チェックポイントは要りませんか?

役割が違います。チェックポイントは指示ごとに自動で取られ、会話と一緒に戻せる短期の控えです。公式も、長く残す履歴と共有には、これまでどおりGitを使うよう書いています。