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仕事で使う

Claude Codeを経理で活用する⁠|月次集計・突き合わせ・請求書一覧の指示の例

要点この記事の答え
  1. 経理では月次集計、入金の突き合わせ、請求書の一覧づくりに使えます。
  2. xlsxは読む道具が断るので、使うシートをCSVに書き出して渡します。
  3. 合計は別の方法で検算し、本物のデータは許可を得てから使います。
経理では CSV の月次集計、入金と請求の突き合わせ、請求書 PDF の一覧づくりを Claude Code に任せ、xlsx は CSV に書き出して渡し、合計は Excel の SUM など別の方法で検算する。

Claude Codeは、経理の仕事のうち、CSVの月次集計、入金と請求の突き合わせ、請求書の一覧づくりのように、ファイルを読んでファイルを作る仕事に使えます。 公式の概要のとおり、フォルダのファイルを読み、書き換え、コマンドを実行できるので、この記事ではその仕組みを経理の手順に当てはめます。 会計ソフトや銀行から書き出したCSVのコピーを渡し、「勘定科目ごとに合計して、別のファイルに書いて」と頼む形です。

ただし、数字は必ず別の方法で検算し、本物の取引先や顧客のデータは、会社の許可と契約を確かめてから使います。この記事では、そのまま使える指示の例と、確かめ方をまとめます。

内容は、2026年10月23日に公式の概要、道具の説明、データの扱いと照らし合わせました。

経理で任せやすい仕事

入力のファイルと、作ってほしいファイルがはっきりしている仕事が向いています。この記事でおすすめするのは次の4つです。

仕事入力作るもの
仕事月次の集計入力経費や売上のCSV作るもの勘定科目別・部門別の合計表
仕事入金の突き合わせ入力銀行の明細と請求の一覧のCSV作るもの合わない行だけの一覧
仕事請求書の一覧入力請求書のPDF作るもの取引先・日付・金額の表
仕事毎月の手順にする入力上の3つの手順作るもの来月もそのまま回せるスクリプト

仕訳の正しさや税務の判断は、Claude Codeに任せきりにせず、担当者や税理士が決めます。Claude Codeには、決まった手順の集計と、確かめるための材料づくりを任せるのがおすすめです。

始める前に、練習用のフォルダを作る

元のファイルは渡さず、コピーだけをinputに入れ、出力はoutputだけに書かせる練習用のフォルダで試します。作り方は非エンジニア向けの記事の練習用フォルダの節にまとめています。最初の数回は、取引先の名前や口座番号をダミーに置き換えたデータで試します。安全な初期設定は、次の記事で詳しく説明しています。

関連記事安全と会社での利用Claude Codeを安全に始める初期設定|初心者の30分スターターClaude Codeを安全に始める初心者向け手順。専用フォルダ、ダミーデータ、権限設定、確認、復旧を30分で試せます。

CSV、Excel、PDFの扱いの違い

公式の道具の説明によると、ファイルを読む道具の動きは形式ごとに次の通りです。

形式ファイルを読む道具の動きおすすめの渡し方
形式CSVファイルを読む道具の動き文字のファイルとして読むおすすめの渡し方そのまま渡す
形式Excel(xlsx)ファイルを読む道具の動き読む道具は断り、代わりにスクリプトなどで読もうとするおすすめの渡し方使うシートをCSVに書き出して渡す
形式PDFファイルを読む道具の動き短いものは丸ごと読む。10ページを超えるものは最大20ページずつ読むおすすめの渡し方1件ずつのPDFをフォルダにまとめる

Excelのファイルは、どのシートのどの列を使うかが分かりにくいので、確かめたシートをCSVに書き出して渡すと、入力の範囲をはっきりさせられます。長いPDFをページを分けて読むには、公式の説明のとおり、poppler(pdftoppm)という道具がPCに入っている必要があります。

01 月次の集計

経費のCSVを、勘定科目ごとに合計させる例です。計算に使ったスクリプトも残させると、あとで中身を確かめられます。

指示の例は次の通りです。

input/expenses-2026-09.csvを読んで、勘定科目ごとの件数と金額の合計をoutput/summary-2026-09.csvに書き出して。計算に使ったスクリプトもoutputに残して。元のファイルは変えないで

集計の前に、列の名前、文字コード、金額の列に数字以外が混じっていないかを先に報告させると、取りこぼしに気づきやすくなります。

集計の前に、input/expenses-2026-09.csvの列の名前、行の数、金額の列に数字以外の値がある行を報告して。まだ集計はしないで

02 入金と請求の突き合わせ

銀行の入金の明細と、請求の一覧を突き合わせる例です。合わない行だけを出させると、人が見る量を減らせます。

指示の例は次の通りです。

input/bank-2026-09.csvとinput/invoices-2026-09.csvを、金額と取引先名で突き合わせて。入金があるのに請求が見つからない行と、請求があるのに入金がない行を、理由の候補と一緒にoutput/mismatch.csvに出して。元のファイルは変えないで

振込の名義はカタカナや略称になることが多いので、取引先名の対応表をinput/name-map.csvのように用意して渡すと、突き合わせの精度が上がります。突き合わせの結果は候補として扱い、消し込みは担当者が決めます。

03 請求書のPDFから一覧を作る

フォルダにまとめた請求書のPDFから、一覧の表を作らせる例です。

指示の例は次の通りです。

input/invoices/にあるPDFを1件ずつ読んで、ファイル名、取引先、請求日、支払期日、税込の金額を1行ずつoutput/invoice-list.csvに書いて。読み取れなかった項目は空にせず「要確認」と書いて

読み取った値が正しいとは限らないので、この記事では、読み取れなかったものを「要確認」と書かせ、数件は元のPDFと見比べることをおすすめします。

04 来月も同じ手順で回せるようにする

うまくいった手順は、スクリプトと手順書にして残します。

今月の集計と突き合わせの手順を、来月はファイル名の月を変えるだけで回せるスクリプトにして、使い方をoutput/README.mdに書いて

毎月同じ説明をしなくて済むように、決まりごとをCLAUDE.mdに書いておく方法もあります。CSVの扱い方と、計画、処理、検算に分けて頼む方法は、次の記事で詳しく説明しています。

関連記事仕事で使うClaude CodeでCSV・Excelを安全に集計する方法|営業週報を作る手順Claude CodeでCSV・Excelを安全に集計する実務手順。元ファイルを守り、欠損・重複・金額型を確認し、計画・処理・検算を分けて営業週報を作ります。

数字は別の方法で確かめる

Claude Codeの集計を、そのまま帳簿や報告に使わないでください。この記事でおすすめする確かめ方は次の通りです。

確かめることやり方
確かめること行の数やり方元のCSVの行数と、集計に使った行数が同じか
確かめること総額やり方元のCSVをExcelで開き、SUMで出した総額と合うか
確かめること抜き取りやり方勘定科目を2つか3つ選び、手で足した合計と合うか
確かめること読み取りやり方請求書の一覧から数件を選び、元のPDFと見比べる

残させたスクリプトは、同じ入力から同じ結果が出るかを確かめる材料になります。

本物のデータを使う前に確かめること

取引先、顧客、従業員の情報が入ったデータは、会社の許可なしに読ませないでください。公式のデータの扱いには、次のように書かれています。

プラン学習への利用保存の期間
プランFree、Pro、Max学習への利用設定がオンなら、モデルの改善に使われる保存の期間オンなら5年、オフなら30日
プランTeam、Enterprise、API学習への利用原則として学習に使わない保存の期間標準で30日
図 1経理のデータを読ませたとき、Anthropicに残る日数個人のプランで学習をオンにしていると、読ませた内容は5年残ります。会社のプランなら標準で30日です。
05001,0001,5002,0001,825日個人 学習オン30日個人 学習オフ30日Team・API01,0002,0001,825日個人 学習オン30日個人 学習オフ30日Team・API01,0002,0001,825日個人 学習オン30日個人 学習オフ30日Team・API
出典 Claude Codeの公式ドキュメントData usageの「Data retention」。2026年10月24日に確かめました。5年は1年を365日として1,825日に直しました。会社のプランはTeam、Enterprise、APIで、原則として学習には使われません。
数値を表で見る
プランと設定学習への利用残る期間
Free、Pro、Maxで学習オン使われる5年
Free、Pro、Maxで学習オフ使われない30日
Team、Enterprise、API原則として使われない30日

個人のプランで会社のデータを扱ってよいかは、プランの設定だけでは決まりません。社内のデータの決まり、取引先との契約、使うプランを、経理の責任者とIT担当に確かめてから使います。会社として使うときの決まりは、次の記事にまとめています。

関連記事安全と会社での利用Claude Codeのセキュリティ設定|権限・sandbox・法人運用【2026年版】Claude Codeを安全に使うためのpermissions、sandbox、機密ファイル拒否、ネットワーク制御、managed settings、データ保持、監査を公式仕様で解説。

ターミナルを使わずに、Claudeのアプリから同じような集計や突き合わせを任せたいときは、Coworkも使えます。フォルダを渡して、表やメモの形で受け取れます。

関連記事Cowork と OfficeClaude Coworkとは?使い方・料金・できることを公式情報で解説Claude Coworkとは何かを公式情報で解説。できること、職種ごとの頼み方、料金とプラン、始め方、確認のモード、定期タスク、よくある失敗、Claude Codeとの違いまでまとめます。

ほかの部門での使い方

営業やマーケティングでの使いどころも含めた全体の進め方は、次の記事で紹介しています。

関連記事仕事で使うClaude Codeで画像生成・動画編集はできる?資料作成・ホームページまで業務自動化の実務例Claude Codeは画像そのものは生成できませんが、画像生成APIを呼ぶプログラム、SVG、ffmpeg、Remotionで画像と動画の作業を進められます。資料作成、Excel、ホームページ、Obsidian・Notion連携、営業・マーケ・管理部の実務例15選と安全な進め方を公式情報で解説します。

よくある質問

Excelのファイルをそのまま渡せますか?

公式の道具の説明では、ファイルを読む道具はxlsxを断り、代わりにスクリプトなどで読もうとします。どのシートのどの列を使うかをはっきりさせるため、確かめたシートをCSVに書き出して渡すのがおすすめです。

請求書のPDFも読めますか?

読めます。公式の説明では、短いPDFは丸ごと読み、10ページを超えるものはページを分けて読みます。読み取った値が正しいとは限らないので、数件は元のPDFと見比べてください。

会計ソフトの代わりになりますか?

なりません。Claude Codeは、書き出したファイルの集計や突き合わせを手伝う道具です。帳簿への記帳や税務の判断は、会計ソフトと担当者で行います。

顧客のデータを使ってもよいですか?

まずダミーのデータで手順を確かめます。本物のデータは、社内の決まり、取引先との契約、使うプランのデータの扱いを確かめ、許可を得てから使います。