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仕事で使う

Claude Codeの社内研修⁠|教える順番とカリキュラム例、準備すること

要点この記事の答え
  1. 安全な設定、最初の指示、業務、決まりの順に教えます。
  2. 各回の教材にはこのサイトの無料の講座とラボを使えます。
  3. 研修の後は使っている人の割合と置き換えた仕事を測ります。
社内研修の 4 段の積み木で、いちばん下の土台が安全、その上に指示と業務が載り、利用者が最後のチームの決まりの段を持ち上げて載せようとしている設計図。

Claude Codeの社内研修は、安全な設定、最初の指示、業務での使い方、チームの決まり、の順に教えると失敗が少なくなります。 最初に権限と扱ってよいデータを決めてから触らせ、練習用のフォルダで小さな仕事を成功させ、そのあと自分の業務に当てはめ、最後にチームで使う決まりをそろえます。

この記事は、社内でClaude Codeの研修を組む担当者に向けて、教える順番、各回の中身、事前に準備するアカウントと設定、効果の測り方をまとめたものです。各回の教材には、このサイトの無料の講座と実務ラボを使えます。外部の講師に頼みたい場合のために、BlueAIの法人向け研修の窓口も最後に載せています。

プラン、許可のモード、管理の画面についての記述は、2026年10月24日に公式のClaudeの料金頁、許可のモードの説明、Claude Codeの分析の説明と照らし合わせました。

研修の前に決めること

研修の前に、次の4つを決めておきます。ここが決まっていないと、研修のあとで「使ってよいのか分からない」となり、誰も使わなくなります。

決めること中身
決めること使うプラン中身Claude Codeは、Claudeの有料プラン(Pro、Max、Team、Enterprise)に含まれます。会社で使うなら、管理者が席と設定をまとめて管理できるTeamかEnterpriseが向きます
決めること扱ってよいデータ中身顧客の情報、個人情報、社外秘の資料を読ませてよいか。だめなら、練習には作り物のデータを使う
決めること許可する操作中身ファイルの書き換え、コマンドの実行、外部への送信をどこまで許すか。秘密のファイル(.envや鍵)は読ませない設定にする
決めること相談先中身困ったとき、判断に迷ったときに聞く人。情報システムの担当か、研修の担当

プランごとの料金と使える量は、次の記事にまとめています。

関連記事料金とプランClaudeとClaude Codeの料金とプラン比較|Pro月$20・Max・Team、無料で使える?ClaudeとClaude Codeの料金を2026年10月26日の公式情報で比較。Free・Pro・Max・Team・Enterpriseの月額とプランの中身、日本円、API従量課金の違い、トークン上限、支払いと解約、困ったときの直し方を解説。

扱ってよいデータと権限の決め方は、次の2つの記事で説明しています。

関連記事安全と会社での利用Claude Codeのチーム運用|権限・費用・品質を管理する実践ガイドClaude Codeをチームで運用するための実務設計。利用目的、データ、権限、品質、費用、監査のルールと、2〜4週間の導入手順をチェックリストで解説します。 関連記事安全と会社での利用Claude Codeで情報漏洩しない?送られるデータと安全な設定Claude Codeは何をどこへ送るのか、学習に使われるか、どれだけ保存されるかを公式の説明で整理。.envや鍵をdenyで守る設定、sandbox、外への通信を減らす環境変数、チェックリストまでまとめます。

教える順番(カリキュラム例)

1回90分ほどで、5回に分けた例です。人数や職種に合わせて回を足し引きしてください。

回テーマゴール使える教材
回1テーマClaude Codeとは、安全な始め方ゴール何ができて何をしてはいけないかを言える。練習用のフォルダで動かせる使える教材講座1-⁠1、安全に始める30分ラボ
回2テーマ入れ方と最初の指示ゴール自分のパソコンに入れ、5つの型で指示を出せる使える教材講座2-⁠1、講座2-⁠2、講座3-⁠1
回3テーマファイルとデータの仕事ゴールCSVやExcelをまとめ、報告書の下書きを作れる使える教材講座3-⁠3、営業CSVから週報を作るラボ
回4テーマ自分の業務に当てはめるゴール自分の仕事を1つ選び、Claude Codeで回す手順を作れる使える教材講座1-⁠2、講座5-⁠2
回5テーマチームで使う決まりゴールCLAUDE.mdと許可の設定をそろえ、成果を見直す流れを決める使える教材講座5-⁠1、講座10-⁠1、講座10-⁠3

1回目 安全な始め方から入る

最初の回で操作より先に教えるのは、Claude Codeが手元のファイルを読み書きし、コマンドを動かせる道具だということです。そのうえで、次の3つを全員で守ります。いちばん大事なのは1つ目で、練習用のフォルダと作り物のデータだけで動かせば、設定を間違えても困ることが起きにくくなります。

  1. 練習用のフォルダで、作り物のデータだけを使う
  2. 許可のモードをManualにして、ファイルの書き換えやコマンドの前に毎回確かめる。公式の説明によると、v2.1.283以降のターミナルとVS Codeでは、最初のモードは自分で判断して進めるAutoなので、研修ではclaude --permission-mode defaultでManualにして始める
  3. .envや鍵のファイルを読ませない設定(denyのルール)を入れておく

手順は次の記事にまとめています。

関連記事安全と会社での利用Claude Codeを安全に始める初期設定|初心者の30分スターターClaude Codeを安全に始める初心者向け手順。専用フォルダ、ダミーデータ、権限設定、確認、復旧を30分で試せます。

2回目 入れ方と最初の指示

ターミナルに慣れていない人が多いなら、ターミナルの操作を覚えなくても始められるデスクトップアプリから入るのも1つの方法です。会社のパソコンで管理者の権限がない場合や、プロキシがある場合は、研修の前に情報システムの担当と手順を確かめておきます。

関連記事入れる・困ったとき会社のPCにClaude Codeを入れる|管理者権限なしのWindows、プロキシ・証明書・実行ポリシーの対処と情報システム部への確認事項会社のPCにClaude Codeを入れるときの手順と、管理者権限、プロキシ、証明書、PowerShellの実行ポリシー、WSL、managed settingsの対処を、情報システム部の担当者向けにまとめました。

3回目 ファイルとデータの仕事

エンジニアでない人が身近な仕事で試しやすいのは、CSVやExcelの集計と、報告書の下書きです。作り物のデータで、集計、グラフ、要約を一通りやります。Claude Codeが出した数字は、元のデータで別の方法でも確かめる習慣をここで付けます。

関連記事仕事で使うClaude CodeでCSV・Excelを安全に集計する方法|営業週報を作る手順Claude CodeでCSV・Excelを安全に集計する実務手順。元ファイルを守り、欠損・重複・金額型を確認し、計画・処理・検算を分けて営業週報を作ります。

4回目 自分の業務に当てはめる

受講者が自分の仕事を1つ持ち寄り、Claude Codeで回す手順を作ります。職種ごとの例は次の記事にまとめているので、事前に読んでもらうと持ち寄る仕事を選びやすくなります。

関連記事とは・始める・学ぶClaude Codeでできること|職種別の使い方と、そのまま使える指示の例Claude Codeでできることを公式の一覧で整理し、営業、経理、マーケティング、企画、エンジニアの仕事ごとに、そのまま使える指示の例をまとめました。できないことと、うまく頼むコツも説明します。

5回目 チームで使う決まり

最後に、チームで同じ前提を使うためのCLAUDE.mdと、許可する操作の設定をそろえます。誰が何を見直してから使うか、困ったときに誰に聞くか、もここで決めます。CLAUDE.mdの例は次の記事にあります。

関連記事設定と CLAUDE.mdCLAUDE.mdの書き方とテンプレート集|置き場所・読み込み順・AGENTS.mdとの違いCLAUDE.mdの書き方は、/initでたたき台を作り、Claudeが推測できないコマンドや規約だけを200行未満で足すのが基本です。置き場所と読み込み順、AGENTS.mdとの違い、肥大化を防ぐ分け方、用途別テンプレートも紹介します。

エンジニア向けに足すこと

開発の部署なら、上の5回に次の内容を足します。

テーマ中身使える教材
テーマ計画を立ててから作らせる中身大きな変更の前に計画を出させ、見直してから進める使える教材プランモードの記事
テーマ外のサービスにつなぐ中身MCPでGitHubやデータベースとつなぐ使える教材講座8-⁠1、講座8-⁠3
テーマ自動の見直し中身GitHub Actionsでプルリクエストを見直させる使える教材GitHub Actionsの記事
テーマ費用の管理中身トークンの使い方と予算の立て方使える教材講座9-⁠2、講座9-⁠3
テーマWebサイトを作って公開する中身作る、確かめる、公開するまでを一通り使える教材Webサイト作成コース、90分でLPを公開するラボ

研修の効果の測り方

研修のあとに、次の3つを測ると、続けるか、どこを直すかを決めやすくなります。

  • 使っている人の割合 研修の2週間後と1か月後に、週に1回以上使っている人が何人いるか
  • 置き換えた仕事 受講者がClaude Codeで回すようになった仕事の数と、その仕事にかかる時間の前後
  • 困りごと 止まったところ、怖くて使えなかったところ。次の回の研修と、社内の決まりの見直しに使う

TeamとEnterpriseでは、Claude Codeの分析の画面(claude.ai/analytics/claude-code)で、組織の管理者(AdminとOwner)が使っている量を見られます。GitHubとつないだ場合の成果の数(公開ベータ)も見られますが、データを保持しない契約(Zero Data Retention)の組織では使えません。会社で入れるときの管理の仕組みは、次の記事にまとめています。

関連記事安全と会社での利用Claude Codeの活用事例と法人導入ガイド|研修・セキュリティ・規約までClaude Codeの活用事例と法人導入の手順を解説。楽天・マネーフォワード・Pictetの公式事例、プラン選定、権限とsandbox、情報漏洩対策、研修・講座の選び方、利用規約、全社展開チェックリストまでまとめました。

自分たちで組むか、外に頼むか

このサイトの入門講座と実務ラボは、教材が無料で使えるので、社内に詳しい人がいれば、上のカリキュラムをそのまま自分たちで回せます。個人で学ぶときの方法の比べ方は、次の記事にまとめています。

関連記事とは・始める・学ぶClaude Codeの学び方|本・講座・セミナー・勉強会と無料の教材を比べるClaude Codeの学び方を、公式ドキュメント、公式の無料講座Claude Academy、このサイトの無料カリキュラムとラボ、本、有料の講座やセミナー、コミュニティに分けて、費用、進め方、日本語、手を動かすか、新しさで比べました。

講師ごと任せたい、社内の業務に合わせた題材で組みたい、研修のあとの定着まで支えてほしい、という場合は、外部の研修を使う方法もあります。BlueAIでは、法人向けサービスの頁にあるとおり、エンジニア向けと非エンジニア向けのClaude Codeのハンズオン研修を受けています。費用は範囲と期間に応じた個別の見積もりで、初回の相談は無料です。

よくある質問

研修は何時間くらい必要ですか?

この記事の例では、1回90分を5回です。安全な始め方と最初の指示だけなら2回でも始められますが、研修のあとも使い続けてもらうには、自分の業務に当てはめる回を入れることをおすすめします。

エンジニアでない社員にも教えられますか?

教えられます。デスクトップアプリから始め、CSVやExcelの集計、報告書の下書きなど、効果を感じやすい仕事から入ると、ターミナルに慣れていない人でも使い始めやすくなります。

研修の前に用意するものは?

使うプランとアカウント、扱ってよいデータの決まり、許可する操作の設定、練習用のフォルダと作り物のデータ、困ったときの相談先です。

無料の教材はありますか?

このサイトの入門講座、実務ラボ、Webサイト作成コースは無料で使えます。この記事のカリキュラム例の各回に、使える教材を載せています。