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設定と CLAUDE.md

Claude Codeのultracodeとは?使い方・オンオフ・費用

要点この記事の答え
  1. 大きな仕事をワークフローで進めさせる設定です。
  2. /effort ultracodeで入れ、offで切ります。
  3. トークンを多く使い、上限に早く届きます。
後ろ姿の利用者が T-1 の上の ultracode のスイッチを入れると、Claude が書いた台本から小さなサブエージェントが調べる、直す、確かめるの列に広がって 1 枚の答えに集まり、会話には答えだけが戻る設計図。effort の段階は high のまま。

ultracodeは、Claude Codeに「大きな仕事は自分でワークフローを組んで進めて」と任せる設定です。 オンにすると、Claudeは中身のある仕事ごとに動的なワークフロー(何人ものサブエージェントを台本で動かす仕組み)を計画します。/effort ultracodeでその会話だけオンになり、/effort ultracode offで切れます。

effortの段階(lowからmax)とは別のものです。いまの版では、ultracodeを入れても切っても、effortの段階は変わりません。そのぶん1回の頼みごとが使うトークンと時間は増え、Claudeのプランでは使用量の上限に早く届きます。

内容は、2026年10月26日に公式のモデルの設定(effortの頁)、動的なワークフローの説明、設定の一覧のultracode、動的なワークフローの発表、Claude CodeのCHANGELOGと照らし合わせました。この記事は、実際にultracodeを入れて使用量を測ることはしていません。

ultracodeとは

公式のeffortの頁は、ultracodeを「モデルのeffortの段階ではなく、Claude Codeの設定」と説明しています。オンにすると、Claudeは中身のある仕事に対して、その会話のeffortの段階のまま動的なワークフローを組みます。

動的なワークフローは、Claudeが書くJavaScriptの台本です。台本が何人ものサブエージェントを同時に動かし、途中の結果は台本の中にためます。Claudeの会話に戻るのは最後の答えだけです。調べる人、直す人、確かめる人を分けて動かせるので、1人で順に進めるより確かな結果を出しやすくなります。

ultracodeがオンのとき、何をワークフローにするかはClaudeが決めます。公式の説明では、1つの頼みごとが、コードを理解するワークフロー、変更するワークフロー、確かめるワークフローのように、いくつも続けて動くことがあります。

effortのxhighやmaxとの違い

ultracodeは考える深さを上げる設定ではなく、仕事の進め方を変える設定です。

effortの段階(xhighやmax)ultracode
変えるものeffortの段階(xhighやmax)1回の答えでどれだけ深く考えるかultracode仕事をワークフローで分けて進めるか
誰が動くかeffortの段階(xhighやmax)いまの会話のClaudeultracode台本が動かす何人ものサブエージェント
effortの段階effortの段階(xhighやmax)その段階になるultracodeいまの段階のまま
続く範囲effortの段階(xhighやmax)保存した段階は次の会話にも残る(maxはその会話だけ)ultracode/effort ultracodeはその会話だけ

考える深さそのものの話は、effortの記事にまとめています。

関連記事設定と CLAUDE.mdClaude Codeのeffortとultrathink|思考の深さと拡張思考の設定、fast modeClaude Codeの考える深さ(effort)の段階とモデルごとの初期値、/effortや設定での変え方、ultrathinkがいま何をするか、拡張思考のオンとオフと見方、逆に速くするfast modeと料金を、公式の頁で確かめてまとめます。

ultracodeをオンにする・オフにする

公式の説明に載っている入れ方は、次の通りです。

方法効く範囲effortの段階
方法/effort ultracode効く範囲その会話だけeffortの段階変わらない
方法/effortの画面でTabを押し、Enter効く範囲その会話だけeffortの段階変わらない
方法起動時に--effort ultracode効く範囲その会話だけeffortの段階xhighになる
方法設定ファイルにultracode効く範囲毎回の会話effortの段階変わらない

会話の中では、次のように打ちます。

テキスト
/effort ultracode

毎回ultracodeで始めたいときは、設定ファイルに次の1行を足します。

設定
{
  "ultracode": true
}

切るときは、次のように打ちます。設定ファイルでtrueにしている場合も、その会話だけ切れます。

テキスト
/effort ultracode off

気をつける点は次の通りです。

  • /effort ultracode offと、/effortの画面の切り替え、xhigh以外の段階でultracodeをオンのままにすることには、Claude Code v2.1.284以降が要ります。それより前は、ultracodeを入れるとxhighになり、別の段階を選ぶとultracodeが切れていました
  • --effort ultracodeには、v2.1.203以降が要ります
  • 設定のeffortLevelと環境変数CLAUDE_CODE_EFFORT_LEVELにはultracodeを書けません。ultracodeには専用のultracodeの設定を使います
  • /effortの画面や/modelで段階を選び直しても、ultracodeのオンとオフはそのままです

1回だけワークフローにするならキーワード

会話全体をultracodeにせず、1つの仕事だけをワークフローにしたいときは、プロンプトにultracodeと書きます(公式の説明)。「ワークフローを使って」と自分の言葉で頼んでも同じです。会話のeffortの段階は変わりません。

テキスト
ultracode: audit every API endpoint under src/routes/ for missing auth checks

Claude Codeは入力欄のキーワードを目立たせて表示します。意図せず入ったときは、macOSならOption+W、WindowsとLinuxならAlt+Wで、そのプロンプトだけ取り消せます。キーワードで動かないようにしたいときは、/configの「Ultracode keyword trigger」を切ります。

このキーワードが効くのは、自分で打ったプロンプトだけです。-pで渡したプロンプト、予定した仕事のプロンプト、プルリクエストのコメントなどから届いた文では動きません。

使えるモデル・プラン・版

ultracodeが使えないのは、次の2つの場合です(公式の説明)。

  • 動的なワークフローが切られているとき
  • いまのモデルがxhighのeffortに対応していないとき

xhighに対応しているのは、公式の表ではFable 5.1、Fable 5、Opus 5.5、Sonnet 5.5、Haiku 5.5、Opus 5、Sonnet 5、Opus 4.8、Opus 4.7です。Opus 4.6とSonnet 4.6はxhighがないので、ultracodeは使えません。使えないときに--effort ultracodeで始めると、ultracodeは切れたまま、モデルと上限が許す一番高い段階(xhighまで)で始まります。

動的なワークフローは、すべての有料プラン、AnthropicのAPI、Amazon Bedrock、Google CloudのAgent Platform、Microsoft Foundryで使えます。発表によると、Max、Team、Enterpriseのプランと、APIでClaude Codeを使うときは最初からオンです。Proでは、これとは別に/configの「Dynamic workflows」の行をオンにする必要があります。

動き出したワークフローを見る・止める

ワークフローは裏で動き、その間も会話は使えます。進み具合は/workflowsで開きます(公式の説明)。

テキスト
/workflows

動いているものが1つだけなら、その進み具合の画面がすぐ開きます。いくつもあるときは一覧から選びます。入力欄の下のタスクの欄にも1行の進み具合が出ていて、下の矢印で選んでEnterで広げられます。

進み具合の画面では、段階(フェーズ)ごとにエージェントの数が出ます。主なキーは次の通りです。

キーすること
キー↑ ↓することフェーズやエージェントを選ぶ
キーEnter →すること中に入って詳しく見る
キーEsc ←すること1つ戻る
キーpすること一時停止と再開
キーxすること選んだエージェント、または全体を止める
キーrすること動いているエージェントをやり直させる
キーsすること台本をコマンドとして保存する

エージェントの詳しい画面には、渡された指示、最近のツールの呼び出し、結果が出ます。止めても、多くの場合は終わった分の結果は残ります。

デスクトップアプリでは、進み具合は「Background tasks」の横の欄に出ます。

費用と使用量への影響

ultracodeは、会話の中のすべての仕事に効きます。公式の説明は、どの頼みごともワークフローなしの同じ頼みごとより多くのトークンを使い、時間もかかるとしています。Claudeのプランでは、そのトークンが使用量の上限に数えられるので、ultracodeをオンにした会話は、同じ仕事を切って進めるより早く、セッションごとや週ごとの上限に届きます。

ultracodeを入れることは、大きなワークフローに同意したものとして扱われます。そのため、オンの間は次の確認が出なくなります。

  • エージェントが25人を超えるか、見込みのトークンが150万を超えたときの「Large workflow」の警告
  • 1つの会話で同時に動かせるサブエージェントの数の上限(Claudeが自分で呼ぶサブエージェントについて)
  • 自動モードでの、最初のワークフローを始める前の確認

費用を見ながら使うための方法は、次の通りです。

  • 最初は小さな範囲で試す。リポジトリ全体ではなく1つのフォルダなど
  • /workflowsの画面で、エージェントごとのトークンの使い方を見て、多すぎれば止める
  • /configの「Dynamic workflow size」をsmall(5人未満が目安)にする。初期値はmedium(10人未満が目安)で、Proではv2.1.271以降ならsmallです
  • 軽い段階には小さなモデルを使うよう、頼むときに書き添える

1回のワークフローで同時に動くエージェントは初期値で16人まで、1回の合計は1,000人までです。プランの使用量の上限に当たったときに、ワークフローが失敗せずに上限が戻るまで待つのは、次の条件がすべて揃うときだけです(公式の説明)。揃わないと、そのエージェントは失敗します。

  • Claude Code v2.1.271以降で、Claudeのサブスクリプションでログインした対話の会話であること(claude -p、バックグラウンドのセッションなどでは待ちません)
  • autoContinueAtUsageLimitがオンであること
  • 上限が24時間以内に戻ること(週の上限はもっと先になることがあります)
  • そのワークフローがまだ2回しか待っていないこと

使用量の上限の仕組みは、次の記事にまとめています。

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ultracodeを使うとき、使わないとき

公式が挙げるワークフローに向いた仕事は、次の通りです。

  • リポジトリ全体のバグ探しやセキュリティの穴探し。見つけたものを別のエージェントに確かめさせる
  • 何百ものファイルにまたがる移行。1つずつ別の作業場所で直して確かめる
  • 間違えたときの痛手が大きく、別々に試した結果を比べたい仕事

反対に、名前の変更や小さな修正、1つのファイルの中で終わる仕事は、ワークフローにするほどではありません。ultracodeを入れたままだと、そうした仕事にもトークンを多く使うことがあります。公式も、いつもの仕事に戻るときは/effort ultracode offで切るよう書いています。大きな仕事が1つだけなら、会話全体をultracodeにせず、そのプロンプトにだけultracodeと書くほうが無駄がありません。

複数のエージェントを動かすほかの方法(サブエージェント、エージェントチーム)との違いは、次の記事にあります。

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会社でultracodeを止めるには

ultracodeだけを止める管理者の設定はありません(公式の説明)。止めたいときは、動的なワークフローごと切ります。管理者の設定(managed settings)に"disableWorkflows": trueを書くか、Claude Codeの管理者設定の画面で切り替えます。切ると、/workflowsやワークフローのコマンドが使えなくなり、ultracodeのキーワードも効かなくなり、/effortの画面からUltracodeの切り替えが消えます。

自分だけ切るときは、/configで「Dynamic workflows」を切るか、~/.claude/settings.jsonに"disableWorkflows": trueを書くか、環境変数CLAUDE_CODE_DISABLE_WORKFLOWS=1を使います。

maxEffortLevelなどでeffortの上限を決めても、ultracodeは切れません。ultracodeはその上限の段階で動きます。

古い記事との違い

ultracodeの動きは、版によって変わってきました。古い解説を読むときは、次の点に気をつけます。

  • 「ultracodeを入れるとxhighになる」 2026年5月28日の発表ではそう書かれていました。CHANGELOGによると、v2.1.284でUltracodeは/effortの中の独立した切り替えになり、xhighを強制しなくなりました。いまは、起動時の--effort ultracodeだけがxhighにします
  • 「workflowと書くとワークフローが動く」 v2.1.160で、合図の言葉はworkflowからultracodeに変わりました。いまは「workflow」という1語では動かず、自分の言葉で頼むかultracodeと書きます
  • 「ultracodeはeffortの一番上の段階」 公式は、段階ではなく設定だとしています。effortの段階はlow、medium、high、xhigh、maxの5つです

よくある質問

ultracodeとultrathinkの違いは何ですか?

ultrathinkは、その1回だけ深く考えるよう頼むキーワードです。ultracodeは、仕事をワークフローに分けて何人ものサブエージェントで進めさせる設定とキーワードです。ultrathinkも、プロンプトに書くultracodeのキーワードも、会話のeffortの段階は変えません。

ultracodeを入れるとeffortはxhighになりますか?

v2.1.284以降の/effort ultracodeと設定ファイルでは、段階はそのままです。起動時の--effort ultracodeだけはxhighで始まります。それより前の版では、ultracodeを入れるとxhighになっていました。

ultracodeはProプランでも使えますか?

使えます。条件は2つで、別々です。Proでは/configの「Dynamic workflows」をオンにすること、そしていまのモデルがxhighに対応していることです。使用量の上限には早く届くので、小さな仕事から試すのが安全です。

ultracodeを毎回オンにできますか?

設定ファイルでultracodeをtrueにすると、毎回の会話がultracodeで始まります。/effort ultracode はその会話だけに効き、設定ファイルには書き込まれません。

ultracodeが/effortに出てこないのはなぜですか?

動的なワークフローが切られているか、いまのモデルがxhighに対応していないためです。Proなら/configでDynamic workflowsをオンにし、Opus 4.6やSonnet 4.6を使っているならxhighに対応するモデルに替えます。

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