Claude Codeの effortと ultrathink 思考の 深さと 拡張思考の 設定、 fast mode
- 考える深さは/effortでlowからmaxまで選びます。
- 1回だけ深く考えさせるならultrathinkと書きます。
- 速さ優先ならeffortを下げるか/fastを使います。

Claude Codeにもっと深く考えさせたいときは、effort(考える深さ)を上げます。/effortと打って、low、medium、high、xhigh、maxから選びます。1回だけ深く考えさせたいときは、プロンプトのどこかにultrathinkと書きます。反対に速く返してほしいときは、effortを下げるか、Opusを速く動かすfast mode(/fast)を使います。
いまのClaude Codeでは、考えるかどうか、どれだけ考えるかをモデルが1歩ごとに決めます(適応型の思考)。人が決めるのはeffortの段階です。Opus 5.5、Sonnet 5.5、Haiku 5.5の初期値はmediumで、それ以外の多くのモデルはhighです。「ultrathinkで31,999トークン考える」「think hardで10,000トークン」という古い記事の説明は、いまの公式の頁にはありません。何が変わったかも、この記事で整理します。
内容は、2026年10月25日に公式のモデルの設定、fast mode、コマンド一覧、キー操作、設定の一覧、環境変数、CLIのフラグ、費用の管理、プロンプトキャッシュ、Claude Platformのeffort、思考の調整と費用、拡張思考、料金、モデルの選び方、Claude CodeのCHANGELOGと照らし合わせました。
4つの つまみの違い
考える深さと速さを変える方法は、次の4つです。いちばんよく使うのはeffortです。
| つまみ | 何を | 変え方 | 効く範囲 |
|---|---|---|---|
| つまみeffort | 何を変えるか考える | 変え方/effort、/modelの--effort、 | 効く範囲保存すれば |
| つまみultrathink | 何を変えるかその | 変え方プロンプトにultrathinkと書く | 効く範囲その |
| つまみ思考の | 何を変えるか考える | 変え方Option+T(WindowsとAlt+T)、/config | 効く範囲5.5と |
| つまみfast mode | 何を変えるか同じ | 変え方/fast | 効く範囲料金は |
effortは考える量だけでなく、返事の文章や道具の呼び出しにも効きます。公式のeffortの説明では、effortを下げると道具の呼び出しも少なく短くなるとしています。考える仕組みの考え方は、用語集の思考の連鎖でも説明しています。
effortとは
effortは、Claudeが答えるときに出すトークン全体の使い方を決める段階です。考える量だけでなく、説明の文章や、道具の呼び出しとその引数にも効きます。低いほど速く安く、道具の呼び出しも少なく短くなり、高いほど深く考えます。厳密な上限ではなく、低いeffortでも難しい問題では考えます(公式の説明)。
モデルごとに 選べる段階
選べる段階はモデルで違います(公式の表)。
| モデル | 選べる段階 |
|---|---|
| モデルFable 5.1、Fable 5 | 選べる段階low、medium、high、xhigh、max |
| モデルOpus 5.5、Sonnet 5.5、Haiku 5.5、Opus 5、Sonnet 5、Opus 4.8、Opus 4.7 | 選べる段階low、medium、high、xhigh、max |
| モデルOpus 4.6、Sonnet 4.6 | 選べる段階low、medium、high、max |
モデルにない段階を選ぶと、それ以下でいちばん高い段階で動きます。たとえばOpus 4.6でxhighを選ぶとhighになります。同じhighでも、モデルが違えば考える量は同じではありません。
初期値は モデルで違う
何も選んでいないときの段階は、次の通りです。
| モデル | Claude Codeでの |
|---|---|
| モデルOpus 5.5、Sonnet 5.5、Haiku 5.5 | Claude Codeでの初期値medium |
| モデルOpus 4.7 | Claude Codeでの初期値xhigh |
| モデルそれ以外で | Claude Codeでの初期値high |
公式の説明では、Opus 5.5のmediumは、コーディングと知的作業の評価でOpus 5のhighと同じか上回ったとしています。Opus 5から乗り換えるときは、前の段階を持ち込まずmediumから始めるよう勧めています。
Sonnet 5.5だけは、公式の頁どうしで初期値の書き方が違います。Claude Codeのモデルの設定はmedium、Claude APIのeffortの説明は「Claude APIではhigh」です。Claude Codeの中で使うならmediumから始まる、と読むのが自然です。迷ったら/effort statusで確かめます。
effortの 変え方
いちばん手軽なのは/effortです。引数なしで打つとスライダーが開き、/effort highのように名前を続けると直接変わります(公式のコマンド一覧)。
/effort スライダーを開く
/effort high high に変える
/effort status いまの段階を表示する
/effort auto 保存した段階を消し、モデルの初期値に戻すいまの段階は、会話の上に出るモデル名の横に「with low effort」のように出ます。
保存するか、 この 会話だけか
lowからxhighは、決め方で効く長さが変わります。
- スライダーや
/modelの一覧でEnterを押すか、/effort highのように名前を打つと、次の会話からの既定として保存されます - スライダーや
/modelの一覧でsを押すと、この会話だけに効きます(Claude Code v2.1.257以降) maxは、環境変数で指定したときを除き、いつもこの会話だけですclaude -p(対話しない実行)の中の/effortも、その会話だけです
保存先は~/.claude/settings.jsonのmodelSettingsで、モデルごとに別の段階を覚えます。
起動時、 環境変数、 設定ファイル
# この会話だけ high で始める
claude --effort high
# 環境変数で決める(auto ならモデルの初期値)
export CLAUDE_CODE_EFFORT_LEVEL=high設定ファイルに書くなら、モデルごとのmodelSettingsか、全体のeffortLevelです。公式の例は次の形です。
{
"modelSettings": {
"claude-opus-5-5": {
"effortLevel": "high"
}
}
}設定ファイルで選べるのはlow、medium、high、xhighだけで、maxは書けません。また、自分のユーザー設定(~/.claude/settings.json)の一番上に書いたeffortLevelは古い形で、Opus 5.5とそれより新しいモデルには効きません。プロジェクトの設定や管理者の設定に書いたeffortLevelは、すべてのモデルに効きます(公式の説明)。設定ファイルの置き場所は、settings.jsonと環境変数の用語集にもあります。
どれが 優先されるか
複数を指定したときは、上にあるものが勝ちます。
| 順 | 指定の |
|---|---|
| 順1 | 指定のしかた環境変数CLAUDE_、--effort、/effort(環境変数は--effortと/effortより強い) |
| 順2 | 指定のしかた設定ファイルeffortLevel) |
| 順3 | 指定のしかたモデルの |
スキルやサブエージェントのファイルにeffortを書くと、それが動いている間だけ会話の段階を上書きします。ただし環境変数には勝ちません。会社で上限を決めたいときは、管理者がmaxEffortLevelを配ると、どの指定でもそれより上には上がりません(公式の説明)。
どの 段階を 選ぶか
公式の段階の選び方をまとめると、次の通りです。
| 段階 | 向いている仕事 |
|---|---|
段階low | 向いている仕事結果を |
段階medium | 向いている仕事Opus 5.5と |
段階high | 向いている仕事確かめが |
段階xhigh | 向いている仕事トークンを |
段階max | 向いている仕事任せきりで |
公式のテストでは、段階が高いほどClaudeは例外を多く試し、答える前に自分の仕事を多く確かめ、自分で決めることも増えました。低いほど早くたたき台を返すので、毎回結果を見て次を指示する進め方に合います。
迷ったら初期値のまま始め、物足りなければhigh、軽い仕事ならlowに動かすのが簡単です。
/effortの画面にはUltracodeという切り替えもあります。これは段階ではなく、大きな仕事ごとに作業の流れを組ませるClaude Codeの設定です。claude --effort ultracodeで始めると、xhighで入ります。
ultracodeの入れ方と切り方、費用への影響は、次の記事にまとめています。
関連記事ultrathinkは いま何を するか
プロンプトのどこかにultrathinkと書くと、その1回だけ深く考えるよう頼めます。会話のeffortの設定は変わりません(公式の説明)。
ultrathink この認証まわりの不具合の原因を、ログとコードから順に絞り込んで公式の説明で大事なのは次の3点です。
- Claude Codeがキーワードを見つけて、会話の中に指示を1つ足すだけです
- APIに送るeffortの段階は変わりません
- 「think」「think hard」「think more」などはキーワードではなく、普通の文としてそのまま渡ります
毎回深く考えさせたいなら、ultrathinkを毎回書くより、/effort highやxhighに上げるほうが素直です。「もっと考えて」「すぐ答えて」のような頼み方は、プロンプトやCLAUDE.mdに書いても効き、モデルはeffortの範囲の中でそれに従います。
古い 記事との違い
日本語の上位の記事には、2025年のOpus 4やSonnet 4のころの説明が残っています。いまの公式の頁と並べると、次のように変わっています。
| 項目 | 古い | 2026年 |
|---|---|---|
| 項目ultrathink | 古い記事の説明思考の | 2026年10月25日の公式の頁会話に |
| 項目think、think hard、megathink | 古い記事の説明4,000や | 2026年10月25日の公式の頁キーワードではなく、 |
| 項目深さの | 古い記事の説明MAX_で | 2026年10月25日の公式の頁effortで |
| 項目思考の | 古い記事の説明設定で | 2026年10月25日の公式の頁Opus 5.5、 |
| 項目初期値 | 古い記事の説明「どの | 2026年10月25日の公式の頁Opus 4.7だけがxhigh。medium |
CHANGELOGを見ると、思考のキーワードは早い版(0.2.44)で「think、think harder、ultrathinkで考えさせる」機能として入り、2.1.68で「ultrathinkを戻して、次の1回をhigh effortにする」と書かれています。いまの公式の頁の説明は、それより後の上の形です。版によって動きが変わってきた機能なので、古い数字はそのまま使わないほうが安全です。
拡張思考 (thinking)の 切り 替えと見方
拡張思考は、Claudeが答える前に出す考えの部分です。いまのモデルでは、考える量の主なつまみはeffortで、ここでの設定は考えるかどうかとどう見せるかです(公式の説明)。claude.aiとClaudeのアプリでの切り替えは別の画面で、Claudeの拡張思考の記事にまとめています。
オンとオフ
| したいこと | やり方 |
|---|---|
| したいことこの | やり方macOSでOption+T、Alt+T |
| したいこと既定を | やり方/configで~/.claude/のalwaysThinkingEnabledに保存 |
| したいこと環境変数で切る | やり方MAX_(Anthropic API |
MAX_THINKING_TOKENS=0で思考が切れるのは、Anthropic APIで使うときです。Amazon Bedrockなどほかの提供元では、Claude Codeが思考の指定を送らなくなるだけなので、適応型の思考のモデルは考えることがあります。
また、Opus 5.5、Sonnet 5.5、Haiku 5.5、Fableのモデルでは思考を切れません。切り替えの画面には「Thinking can't be turned off」と出て、保存したalwaysThinkingEnabled: falseやMAX_THINKING_TOKENS=0も効きません。このモデルでは、effortの段階を見て、モデルが1歩ごとに考える量を決めます。思考を切れるモデルに替えると、保存した設定がまた効きます。
MAX_THINKING _TOKENSは まだ 使えるか
MAX_THINKING_TOKENSは、いまも環境変数の一覧にあります。ただし役割は小さくなっています。
- 適応型の思考のモデルでは、0以外の数を書いても数は無視されます
- 予算の数が効くのは、適応型でない古いモデルと、Opus 4.6とSonnet 4.6で
CLAUDE_CODE_DISABLE_ADAPTIVE_THINKING=1を付けて適応型を切ったときだけです - Fable、Sonnet 5以降、Haiku 5.5、Opus 4.7以降は、いつも適応型です
考えた 内容を見る
思考は初めは折りたたまれています。Ctrl+Oを押すと、考えた内容が灰色の斜体で見えます。Anthropic APIで使う対話の会話では、思考は標準で伏せられて届くので、全文の要約を見たいときは設定に"showThinkingSummaries": trueを足します(公式の説明)。
Ctrl+Oは、モデルの設定では「詳細表示の切り替え」、キー操作の一覧では「会話の記録を見る画面の切り替え」と書かれています。同じキーの説明の違いで、どちらでも思考を開けます。
速くしたい ときは fast mode
effortを上げるのと逆に、待ち時間を縮めたいときの方法がfast modeです。Opusを速さ優先の設定で動かすもので、別のモデルではありません。公式の説明では、品質は同じで最大2.5倍速くなり、そのぶんトークンあたりの料金が上がります(公式の説明)。研究プレビューの扱いです。
/fast 切り替える(スペースでオンとオフ、Enterで決定)- 使えるのはOpus 5.5、Opus 5、Opus 4.8だけです。SonnetやHaikuで
/fastを打つと、Opusに切り替わります - オンの間は、入力欄の横に
↯が出ます - 一度オンにすると、次の会話にも引き継がれます
fast modeの料金
Opus 5.5の通常の料金と並べると、次の通りです(100万トークンあたり、米ドル)。
| モデル | 入力 | 出力 |
|---|---|---|
| モデルOpus 5.5 | 入力$4 | 出力$20 |
| モデルOpus 5.5(fast mode) | 入力$8 | 出力$40 |
| モデルOpus 5、Opus 4.8(fast mode) | 入力$10 | 出力$50 |
通常の料金は料金の頁、fast modeの料金はfast modeの頁の数字です。Opus 5.5では、入力も出力もちょうど2倍です。
気をつける点は次の通りです。
- Pro、Max、Team、Enterpriseでは、プランの使用量の枠では使えません。使用量のクレジット(プランの枠を超えて払う分)からだけ払われ、プランの枠が残っていてもクレジットから引かれます。クレジットを有効にしていないと「Fast mode requires usage credits」と出ます
- TeamとEnterpriseでは初めは使えず、組織のOwnerが有効にする必要があります
- 会話の途中で初めてオンにすると、それまでの会話全体をfast modeのキャッシュなしの入力料金で一度読み直します。オンにするなら会話の最初が安く済みます
使える場所は、公式の頁どうしで書き方が違います。Claude Codeのfast modeの頁は、Amazon Bedrock、Google CloudのAgent Platform、Microsoft Foundryでは使えないとしています。Claude APIの料金の頁は、Opus 5.5のfast modeがGoogle Cloud(Anthropicの管理)とMicrosoft Foundry(Azureの配置)でも使えるとしています。Claude Codeから使うなら、Claude Codeの頁に従うのが確実です。
fast modeと effortの違い
| 設定 | 何が |
|---|---|
| 設定fast mode | 何が起きるか品質は |
| 設定effortを | 何が起きるか考える |
公式の説明では、2つを組み合わせて、簡単な仕事をfast modeと低いeffortでいちばん速く回す使い方も紹介しています。fast modeは、すぐ試して直す開発やその場のデバッグに向き、長い自動の仕事やCIのような処理、費用を抑えたい仕事には通常の速さが向きます。
費用と 使用量への影響
考えたトークンは出力トークンとして課金されます。折りたたまれていても、伏せられていても同じです(公式の説明)。費用の管理の頁は、思考の初期の予算は、モデルによって1回あたり数万トークンになることがあるとしています。作業中に回る表示の横に出るトークン数(↓ 5.5k tokensのような数)にも、考えた分が入ります。
費用や使用量を抑えたいときの順番は、次の通りです。
- 簡単な仕事は
/effort lowかmediumに下げる - 思考を切れるモデルなら、
/configで切る(5.5とFableでは切れない) - それでも重いなら、軽いモデルに替える
/usageを開くと、使用量の内訳と、「maxからhighへ下げる」のような提案が出ることがあります。Claude Code v2.1.305以降で、下の欄にf to fix 2 of 3のような案内が出ているときは、fを押すとClaude Codeが当てられる提案だけを当てます。/effortの提案はその場で実行され、それ以外は自分で当てるものもあります。Remote Controlでつないでいる間は、この案内は出ません(公式の説明)。使用量の見方は、次の記事にまとめています。
会話の途中でeffortを変えると、多くのモデルでは次の1回がキャッシュを使えず、会話全体を読み直します。そのため、キャッシュが温まっているうちは確認が出ます。Opus 5.5、Sonnet 5.5、Haiku 5.5、Fable 5.1をAPIキーかClaudeのサブスクリプションで使うときは、キャッシュが残るので確認なしで変わります(公式の説明)。
モデルを 替えるか、 effortを 変えるか
深さと速さは、モデル選びでも変わります。公式のモデルの選び方では、モデルを替えるより、同じモデルのままeffortを調整するほうが効く場合が多いとしています。Claude Codeで使えるモデルの一覧と/modelでの替え方はClaude Codeのモデルの記事に、モデルの違いと選び方は次の記事にあります。
よく ある質問
Claude Codeの effortの 初期値は 何ですか?
Opus 5.5、Sonnet 5.5、Haiku 5.5はmedium、Opus 4.7はxhigh、それ以外でeffortに対応するモデル(Fable 5.1やOpus 5など)はhighです。いまの段階は/effort statusで見られます。
ultrathinkは まだ 使えますか?
使えます。プロンプトにultrathinkと書くと、その1回だけ深く考えるよう指示が足されます。ただし、送るeffortの段階は変わらず、「think hard」などはキーワードではありません。31,999トークンという数字は、いまの公式の頁にはありません。
拡張思考を オフに できますか?
Opus 5.5、Sonnet 5.5、Haiku 5.5、Fableのモデルではできません。それ以外のモデルでは、Option+T(WindowsとLinuxはAlt+T)でこの会話だけ、/configで既定を切り替えられます。費用を抑えたいときは、effortを下げるのが主な方法です。
maxを 毎回の 既定に できますか?
/effort maxはその会話だけに効き、設定ファイルにもmaxは書けません。毎回maxにしたいときは、環境変数CLAUDE_CODE_EFFORT_LEVEL=maxを使います。公式は、maxは考えすぎで効きが鈍ることがあるので、広く使う前に試すよう勧めています。
fast modeは Proや Maxの 使用量に 含まれますか?
含まれません。fast modeは使用量のクレジットからだけ払われ、プランの枠が残っていてもクレジットから引かれます。Opus 5.5のfast modeは、100万トークンあたり入力$8、出力$40です。
関連する記事
設定ファイル全体の書き方は、次の記事にまとめています。
関連記事/effortや/fast以外のコマンドは、コマンドの一覧で探せます。
計画を先に立てさせたいときは、effortを上げるよりプランモードが合うこともあります。
関連記事

