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claude.ai の機能

Claudeの拡張思考モードとは?使い方・Effortとの違い・制限

要点この記事の答え
  1. 拡張思考は答える前に考えを進める設定です。
  2. モデル名の「Effort」の中の「Thinking」で切り替えます。
  3. Sonnet 5.5やOpus 5.5では切れず、Effortで深さを選びます。
思考はいつもオンのまま、利用者が Effort の目盛り盤を Low から Max のうち xhigh に合わせ、深くするほど砂時計とトークンの山が増える図。

Claudeの拡張思考(Thinking、Extended)は、Claudeが答える前に問題を分け、手順を考え、いくつかのやり方を比べてから返事を書く設定です。 送信ボタンの横のモデル名を押し、「Effort」にマウスを合わせると出る「Thinking」(モデルによっては「Extended」)の切り替えでオンとオフを変えます。考える深さは、同じメニューの「Effort」で Low から Max までの段階を選びます。

ただし、いまの主なモデルの Sonnet 5.5、Opus 5.5、Fable 5.1、Opus 5 では、思考は切れず、いつもオンです。このモデルで変えられるのは Effort だけです。深く考えるほど答えは丁寧になりますが、時間がかかり、トークンを多く使うので使用量の上限に早く届きます。スキル、コネクタ、リサーチなどほかの機能との違いとプランはClaudeの機能一覧にまとめています。

内容は、2026年10月26日に公式のヘルプセンターのモデル、努力、思考の設定を変える(日本語版)、使用量の上限の使い方、新しいClaudeの画面の説明、claude.comの料金頁、Claude Platformの思考の説明と拡張思考の説明と照らし合わせました。画面の名前はヘルプセンターの英語の表記で書き、日本語版のヘルプの訳(「努力」「思考」「拡張」)を添えています。日本語の画面では表記が違うことがあります。この記事を書いた機械ではClaudeにログインしていないので、画面の写真は載せていません。

拡張思考とEffortの違い

モデル名のメニューには、3つの設定があります。どのモデルと話すか、1回の返事にどれだけ力を入れるか(Effort)、答える前に考えるかどうか(Thinking)です。ヘルプは、Effort と Thinking は別の設定で、どの組み合わせでも使えると書いています。

Effort(努力レベル)Thinking(思考、拡張思考)
何を変えるかEffort(努力レベル)どの返事にも、どれだけ丁寧に取り組むかThinking(思考、拡張思考)答える前に、開いて読める欄の中で考えを進めるか
選び方Effort(努力レベル)Low、Medium、High、Extra high(xhigh)、Max から1つThinking(思考、拡張思考)オンかオフ
置き場所Effort(努力レベル)モデル名を押して「Effort」Thinking(思考、拡張思考)モデル名を押し「Effort」にマウスを合わせた中の切り替え。Effort のないモデルでは「Extended」の切り替え
使える範囲Effort(努力レベル)ヘルプに名前のあるモデルだけ(下の表)Thinking(思考、拡張思考)一部のモデルではオフにできない

どちらも、会話の途中でいつでも変えられます。変えた設定は、Claudeの次の返事から効きます。

「拡張思考」は、ほかのサイトでは英語の名前の「Extended Thinking」でも呼ばれます。今のヘルプでは、切り替えの名前は「Thinking」が主で、Effort のないモデルだけ「Extended」と書かれています。

思考をオンとオフにする手順

ヘルプの手順は、モデルに Effort があるかどうかで2通りです。

Effortのあるモデル

  1. 送信ボタンの横にあるモデル名を押します
  2. 「Effort」にマウスを合わせます
  3. 「Thinking」(または「Extended」)の切り替えをオンかオフにします

Effortのないモデル

  1. 送信ボタンの横にあるモデル名を押します
  2. 「Extended」の切り替えをオンかオフにします

チャットとCoworkが1つになった新しいClaudeの画面でも、モデルを選ぶ場所は今までと同じだと新しい画面の説明に書かれています。

Effortの段階と選び方

Effort を変えるときは、モデル名を押して「Effort」を押し、段階を選びます。モデルごとにおすすめの段階があり、メニューに「Default」と印が付いています。

段階(日本語版のヘルプの訳)ヘルプの説明
段階(日本語版のヘルプの訳)Low(低)、Medium(中)ヘルプの説明決まった仕事に向き、使用量を長持ちさせる
段階(日本語版のヘルプの訳)High(高)ヘルプの説明質と速さの釣り合いがいちばんよい
段階(日本語版のヘルプの訳)Extra high、xhigh(非常に高い)ヘルプの説明時間のかかるプログラムの仕事やエージェントの仕事向け。High より深く考え、Max ほどトークンを使わない。Opus 4.7 以降のモデルで使える
段階(日本語版のヘルプの訳)Max(最大)ヘルプの説明いちばん丁寧。いちばん深い考えと分析が要る仕事向け

ヘルプのすすめ方は次の通りです。

  • ふだんの質問、調べもの、文章を書く仕事は、最初の設定のままで足りる。Effort を下げると使用量が長持ちする
  • 難しい仕事では、Effort を上げるか、思考をオンにするか、両方を使う
  • Opus 4.7 以降で難しいプログラムの仕事やエージェントの仕事をするときは、まず Extra high を試す
  • いちばん難しく、正しさが何より大事な仕事では Max を選び、返事が遅くなるつもりでいる

モデルごとに変えられること

英語版のヘルプに書かれたモデルを、変えられる設定で分けると次の通りです。メニューにどのモデルが出るかはプランで違います(下の「無料プランで使えるか」)。

モデルEffort思考
モデルOpus 5.5、Fable 5.1Effort選べる思考いつもオン(どの Effort でも、Claude API でも)
モデルSonnet 5.5、Opus 5、Haiku 5.5Effort選べる思考アプリではオフにできない
モデルSonnet 5、Fable 5、Opus 4.7、Opus 4.6、Sonnet 4.6Effort選べる思考オンとオフを選べる
モデル上にないモデルEffortなし思考「Extended」の切り替えでオンとオフ

公式の頁で食い違っている所が1つあります。英語版のヘルプは、Effort を選べるモデルにも、思考を切れないモデルにも Haiku 5.5 を入れています。2026年10月26日に見た日本語版のヘルプには、どちらにも Haiku 5.5 がありません。英語版のほうが新しい内容だと考えられますが、Haiku 5.5 で切り替えがどう出るかは、この記事では画面で確かめていません。

どのモデルを選ぶかは、この記事では扱いません。モデルごとの得意な仕事と料金は、次の記事で比べています。

関連記事Claude の始め方Claudeのモデル比較|Opus・Sonnet・Haiku・Fableの違いと料金、選び方Claudeのモデル(Fable 5.1、Opus 5.5、Sonnet 5.5、Haiku 5.5)の違いを公式情報で比較。OpusとSonnetの違い、APIの料金、プランごとに選べるモデル、Claude Codeでの切り替え、仕事ごとの選び方をまとめます。

無料プランで使えるか

料金頁の比較表では、無料のFreeプランで選べるモデルは Sonnet と Haiku で、Opus と Fable は選べません。設定のヘルプには、Effort や思考をプランで分ける書き方はなく、Effort の一覧には Sonnet 5.5 と Haiku 5.5 が入っています。Sonnet 5.5 では思考はいつもオンです。

ただし、料金頁の表は「Sonnet」「Haiku」とだけ書いていて、Freeプランでどの版(Sonnet 5.5 か、前の版か)が選べるかは、この記事で読んだ公式の頁には書かれていません。Freeプランのメニューに出たモデルを上の表に当てはめると、思考を切れるか、Effort を選べるかが分かります。Freeプランの画面で Effort の段階がすべて出るかどうかも、ヘルプに書かれておらず、この記事では確かめていません。古い記事にある「拡張思考は有料プランだけ」という説明は、今の公式のヘルプでは確かめられません。

プランごとの料金と使える量は、Claudeの使い方の記事の「無料でできることと、有料との違い」にまとめています。

トークンと使用量の上限

ヘルプは、Effort を上げると答えは丁寧になるが、時間がかかり、トークンを多く使うので、使用量の上限に早く届くと書いています。使用量のヘルプも、使用量を増やすものとして「モデルの選び方」と「Effort の段階」を挙げています。

アプリには、考えに使うトークンの数を自分で決める欄はありません。決められるのは Effort の段階と、思考を切れるモデルでのオンとオフだけです。使用量を長持ちさせたいときは、次のようにします。

  • ふだんの仕事は最初の設定か Low、Medium に戻す
  • 難しい仕事だけ、その会話の途中で Effort を上げ、終わったら戻す
  • 何を、どの範囲で、どんな形で欲しいかを1通にまとめて送り、やり直しの往復を減らす

料金頁のよくある質問では、使用量の上限は5時間ごとに戻り、有料プランにはさらに週ごとの上限があり、Web版、デスクトップ、スマホ、Claude Code の使い方がすべて同じ枠から引かれます。どれだけ使ったかは、Settings > Usage で見られます。

考えた中身の見方

思考がオンのとき、画面には次のものが出ます。

  • 「Thinking」の印と、考えている時間を示すタイマー
  • 返事の上にある、開いて読める「Thinking」の欄

「Thinking」の欄を押すと、Claudeの考えの要約と、どう解こうとしたかが読めます。ヘルプは、結論までの道筋を確かめるのに役立つと書いています。ここに出るのは要約です。Claude Platform の思考の説明も、思考の欄の文字は考えの要約で、考えそのものの生の文ではないと書いています。

考えが途中で止まったとき

ときどき、考えが最後まで出ず、「考えの残りは表示できない」という知らせが出ることがあります。ヘルプの説明では、考えの中に、Anthropicの安全の仕組みが利用規約に照らして害や悪用の危険が高いと判断した情報が含まれたときに起きます。返事に影響するときは、頼み方を変えて、別の角度から問題を渡してみるようヘルプは勧めています。

向いている仕事と頼み方

ヘルプは、Effort を上げたり思考を使ったりすると特に役立つ仕事として、次のものを挙げています。

  • 数学の計算や証明
  • 競技レベルのプログラムの問題
  • 大きな計画づくり
  • 長い資料をくわしく読む仕事
  • 何段階もある技術の問題

反対に、簡単な質問、ふつうの調べもの、ふだんの文章には、上の設定は要らないとしています。どの設定でも、問いを具体的に書くことが大事だとヘルプは書いています。たとえば次のように頼みます。

テキスト
来期の営業チームの目標を決めたいです。
添付の過去3年の月別売上と、来期の採用予定(2名増)をもとに、
強気、ふつう、慎重の3案を出してください。
それぞれの前提と、いちばん外れやすい前提も書いてください。

考えの中身を「Thinking」の欄で読むと、Claudeがどの前提を置いたかが分かります。前提が違っていたら、その点を直して頼み直します。考える仕組みそのものは、用語集の思考の連鎖で説明しています。

会社のプランで選べないとき

Enterpriseプランで、あるはずのモデルや Effort の段階が見つからないときは、管理者がそのロールに対して切っていることがあるとヘルプは書いています。新しい会話がいつも同じモデルと Effort で始まるのも、管理者がそう設定しているためかもしれません。その場合でも、会話の中ではモデルと Effort の両方を変えられます。

APIとClaude Codeの拡張思考は別の設定

この記事の切り替えは、claude.aiとClaudeのアプリの設定です。APIで使うときは、リクエストのthinkingの指定で決めます(公式の思考の説明)。上位の記事によく出るbudget_tokensで考えるトークン数を決める書き方は、Claude 4.6 のモデルでは非推奨で、Claude 4.7 以降のモデルでは400のエラーで断られます(拡張思考の説明)。今のモデルは、考えるかどうかと深さをモデルが決める適応型の思考(thinking: {type: "adaptive"})で、Opus 5.5 や Sonnet 5.5 などでは指定しなくても思考がオンです。APIでは、考えに使ったトークンは、文字が返ってこなくても出力のトークンとして料金がかかります。

Claude Codeでは、/effortで段階を選び、1回だけ深く考えさせたいときはプロンプトにultrathinkと書きます。くわしくは次の記事にまとめています。

関連記事設定と CLAUDE.mdClaude Codeのeffortとultrathink|思考の深さと拡張思考の設定、fast modeClaude Codeの考える深さ(effort)の段階とモデルごとの初期値、/effortや設定での変え方、ultrathinkがいま何をするか、拡張思考のオンとオフと見方、逆に速くするfast modeと料金を、公式の頁で確かめてまとめます。

よくある質問

拡張思考モードは無料で使えますか?

設定のヘルプには、思考や Effort をプランで分ける書き方はありません。料金頁では Freeプランで選べるのは Sonnet と Haiku ですが、どの版が選べるかと、Freeプランの画面で Effort の段階がすべて出るかは、公式の頁に書かれていません。メニューに出たモデルを記事の表に当てはめて確かめます。

思考のオフの切り替えが見つからない、または動きません。

Sonnet 5.5、Opus 5.5、Fable 5.1、Opus 5 では、アプリで思考をオフにできません(英語版のヘルプでは Haiku 5.5 も同じ)。このモデルで変えられるのは Effort だけです。オンとオフを選びたいときは、Sonnet 5 や Opus 4.7 のように切り替えのあるモデルに替えます。

拡張思考を使うとトークンや上限はどうなりますか?

Effort を上げると、時間がかかり、トークンを多く使うので、使用量の上限に早く届きます。アプリでは考えるトークン数は決められず、決められるのは Effort の段階です。どれだけ使ったかは Settings > Usage で見られます。

Claudeの考えた中身は全部見られますか?

返事の上の「Thinking」の欄で読めるのは、考えの要約と解き方の道筋です。考えの中に危険が高いと判断された情報が含まれると、途中までしか出ないことがあります。

Effortはどの段階を選べばいいですか?

ふだんの仕事は、メニューで「Default」と印の付いた段階のままで足ります。Opus 4.7 以降で難しいプログラムやエージェントの仕事をするときはまず Extra high、いちばん難しく正しさが大事な仕事では Max を選びます。