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Cowork と Office

Claudeでスライド・パワポを作る方法⁠|Claude in PowerPointの使い方・料金

要点この記事の答え
  1. Claudeでスライドを作る方法は5つあります。
  2. Freeでもチャットで.pptxのファイルを作れます。
  3. PowerPointのアドインはPro以上で、2019などは非対応です。
壁のスライドマスターを Claude が読み、同じ見出しの帯のスライドを三脚のスクリーンに出し、グラフに選択の四角が付いてあとから直せると分かる設計図

Claudeでスライドやパワポの資料を作る方法は、PowerPointの中で頼むアドイン、claude.aiのチャットで.pptxのファイルを作ってもらう方法、アーティファクトのSlides(Claude Design)、Cowork、Claude Codeの5つです。 無料のFreeプランでも、チャットのファイル作成とSlidesでパワポのファイルまで作れます。会社のテンプレートどおりに作りたい、いまあるデッキを直したいなら、PowerPointのアドインが向いています。

アドインのClaude in PowerPoint(公式の名前はいま「Claude for PowerPoint」)は、PowerPointの横にClaudeのチャットを開き、スライドを作る、選んだスライドを直す、箇条書きを図や編集できるグラフにする、といった作業を頼めるAnthropic公式のアドインです。** 使えるのはPro、Max、Team、Enterpriseの有料プランで、無料のFreeプランでは使えません。アドインだけの料金はなく、Claudeのプランの使用量の枠の中で使います。

入れ方は、Microsoftのマーケットプレース(AppSource)からアドインを入れ、PowerPointでClaudeのアカウントにログインするだけです。動くのはWeb版のPowerPoint、Microsoft 365のWindows版、Mac版(バージョン16.46以降)で、PowerPoint 2016と2019の買い切り版、iPad、Androidでは動きません。会社のテンプレートを開いた状態で頼むと、スライドマスターのレイアウト、フォント、色に合わせて作ります。

内容は、2026年10月25日に公式のClaude for PowerPointのドキュメント、Claude for M365の概要、コネクタとスキル、アプリをまたいだ作業、動作の重さと上限、データの保存と保持、Claude for Microsoft 365の紹介ページ、料金ページ、MicrosoftのClaude for Microsoft 365の掲載ページと照らし合わせました。

Claudeに資料作りやブラウザ、Officeの作業を任せる使い方の全体は、Claude Coworkのまとめから読めます。

Claudeでスライドを作る5つの方法

どれを使うかは、プランと、どこで仕上げたいかで決まります。2026年10月26日に、公式のClaude for PowerPointのドキュメント、Claude Designの始め方、ファイルの作成の説明で確かめた内容です。

方法使えるプラン出来上がるもの向いている場面
方法Claude for PowerPoint使えるプランPro、Max、Team、Enterprise出来上がるもの開いているPowerPointのスライド向いている場面会社のテンプレートで作る、いまあるデッキを直す
方法チャットでのファイル作成使えるプランFreeを含むすべて出来上がるもの.pptxのファイル向いている場面「この文書をパワポにして」と頼んで、ファイルを受け取る
方法アーティファクトのSlides(Claude Design)使えるプランFreeを含むすべて出来上がるものClaudeの中のスライド。PPTX、PDF、Googleスライドに書き出せる向いている場面見た目を話しながら直し、そのまま発表する
方法Cowork使えるプランPro、Max、Team、Enterprise出来上がるもの手元のフォルダに置かれるファイル向いている場面フォルダの資料を読ませて、まとめて仕上げる
方法Claude Code使えるプランPro以上出来上がるものプログラムが作る.pptx向いている場面毎月の報告のように、データから同じ形のスライドを何度も作る

迷ったら、Freeプランならチャットでのファイル作成、有料プランで会社の資料ならPowerPointのアドイン、と覚えておけば足ります。アドイン以外の方法の使い方は、この記事の後半で説明します。

どの方法でも効く頼み方

当サイトで試して効いた頼み方は次の通りです。

  1. 先に構成だけ出させる 「この資料を10枚のスライドにする構成を、見出しと1行の要点で出して」と頼み、直してからスライドにさせる
  2. 読み手と目的を書く 「部長会で予算の承認をもらうため」のように、誰に何を決めてもらうかを1文で伝える
  3. 1枚に1つのことだけ 「1枚に言いたいことは1つ、文字は3行まで」と決まりを書き添える
  4. 元の資料を渡す WordやPDF、Excelの数字を添付すると、数字を作り話で埋められにくくなる

数字や固有名詞は、出来上がったら元の資料と見比べて確かめます。

Claude in PowerPointとClaude for PowerPointは同じもの

検索では「Claude in PowerPoint」と呼ばれることが多いですが、Anthropicのドキュメントでの名前は「Claude for PowerPoint」です。claude.com/claude-in-powerpointを開くと、いまは「Claude for Microsoft 365」のページに移ります。ヘルプセンターの「Use Claude in PowerPoint」の記事も、いまは上のドキュメントに移っています。

Claude for PowerPointは、Excel、Word、Outlookのアドインと合わせて「Claude for M365」と呼ばれる仲間の1つです。紹介ページでは、Excel、PowerPoint、Wordが有料プランで一般提供、Outlookがベータとされています。

Microsoftのマーケットプレースには、PowerPointが入っているものが2つ並んでいます。

掲載名対象のアプリ公式のドキュメントでの扱い
掲載名Claude for Microsoft 365対象のアプリExcel、PowerPoint、Word公式のドキュメントでの扱いドキュメントの「自分で入れる」の手順はこちらを案内しています
掲載名Claude by Anthropic for PowerPoint対象のアプリPowerPoint公式のドキュメントでの扱いPowerPointだけの掲載。説明文は同じくPro、Max、Team、Enterprise向けとしています

迷ったら、ドキュメントが案内しているClaude for Microsoft 365を入れてください。ExcelやWordでも同じClaudeを使えるようになり、あとで説明するアプリをまたいだ作業にもつながります。

できること

ドキュメントに並んでいる主な機能は次の通りです。

できること中身
できることテンプレートからスライドを作る中身開いているデッキのスライドマスター、レイアウト、フォント、色を読み、それに合わせて新しいスライドを作ります
できること選んだスライドだけ直す中身スライドを選んで頼むと、書式とまわりの内容を保ったまま、そのスライドだけを直します。デッキ全体を作り直しません
できることデッキをまるごと作る中身空のデッキで目的を伝えると、筋の通った構成の下書きを作ります
できること図とグラフを作る中身箇条書きを図や流れの図に、数字を棒グラフや円グラフにします。画像ではなく、PowerPointでそのまま直せるグラフです
できること外の情報を取り込む中身コネクタで、外のサービスの情報をデッキに入れられます
できること毎回の決まりを覚えさせる中身アドインの設定に、ブランドの決まりなどの指示を保存できます
できることほかのアプリとつなぐ中身Excel、Word、Outlookのアドインと会話を共有し、Excelの数字やWordの資料からスライドを作れます
できること話して頼む中身文字を打つ代わりに、音声で頼めます(音声入力の説明)

出てきたものは「AIが作った絵」ではなく、ふつうのPowerPointのスライド、テキスト、図形、グラフです。あとから自分の手で直せるのが、チャットで作った画像を貼るやり方との大きな違いです。

使えるプランと料金

料金ページの比較表では、「Claude for Microsoft 365」はFreeで「No」、Pro、Max 5x、Max 20x、Team、Enterpriseで「Yes」です。2026年10月25日に見た料金は次の通りです(税は別)。

プランClaude for PowerPoint料金(料金ページの表示)
プランFreeClaude for PowerPoint使えない料金(料金ページの表示)0ドル
プランProClaude for PowerPoint使える料金(料金ページの表示)年払いで月17ドル(前払い200ドル)、月払いなら20ドル
プランMaxClaude for PowerPoint使える料金(料金ページの表示)月100ドルから(Proの5倍か20倍の使用量を選ぶ)
プランTeamClaude for PowerPoint使える料金(料金ページの表示)標準の席は年払いで1人月20ドル、月払いで25ドル。プレミアムの席は年払いで100ドル、月払いで125ドル
プランEnterpriseClaude for PowerPoint使える料金(料金ページの表示)年払いで1人月20ドル(20席から)に、APIの料金での使った分を足す

アドインを入れること自体に追加の料金はかかりません。Microsoftの掲載ページには「Additional purchase may be required」と出ますが、これはClaudeの有料プランが要るという意味で、ドキュメントには「使った分はいまのClaudeのアカウントにひも付き、同じ使用量の上限がかかる」とあります。PowerPointで長く作業すると、チャットで使える量も減ります。プランの選び方は次の記事にまとめています。

関連記事料金とプランClaudeとClaude Codeの料金とプラン比較|Pro月$20・Max・Team、無料で使える?ClaudeとClaude Codeの料金を2026年10月26日の公式情報で比較。Free・Pro・Max・Team・Enterpriseの月額とプランの中身、日本円、API従量課金の違い、トークン上限、支払いと解約、困ったときの直し方を解説。

対応するPowerPointの版(Windows、Mac、Web)

ドキュメントに書かれている対応は次の通りです。

PowerPoint対応
PowerPointWeb版のPowerPoint対応使える
PowerPointWindows版(Microsoft 365のサブスクリプション)対応ビルド16.0.13127.20296以降で使える
PowerPointMac版対応バージョン16.46以降で使える
PowerPointPowerPoint 2016、2019の買い切り版とボリュームライセンス版対応使えない
PowerPointiPad版、Android版対応使えない
PowerPointSharedRuntimeの基準より古いMicrosoft 365のビルド対応使えない

会社のパソコンに入っているのが買い切りのOffice 2019などの場合は、Web版のPowerPointで使うか、IT担当に相談してください。

対応する言語は、ドキュメントには書かれていません。公式の指示の例はすべて英語です。この記事の日本語の指示の例は、公式の例を日本語にしたもので、日本語でどこまで思い通りに動くかはこの記事では確かめていません。

インストールとログイン(自分で入れる場合)

ドキュメントの手順は次の通りです。

  1. MicrosoftのマーケットプレースでClaude for Microsoft 365の掲載ページを開きます
  2. 「Get it now」(今すぐ入手)を押して入れます。Microsoftのアカウントでのログインを求められます
  3. PowerPointを開き、アドインを起動して、Claudeのアカウントでログインします

会社の管理者が配った場合は、Macは「ツール」から「アドイン」、Windowsは「ホーム」から「アドイン」を開いてClaudeを起動し、ログインします。マニフェストのファイルで配った場合は、「ホーム」のリボンにClaudeが出ます。

掲載ページの「アプリの機能」には、「ドキュメントの読み取りと変更を行うことができます」「インターネット経由でデータを送信できます」の2つが書かれています。開いているデッキの中身がAnthropicに送られて処理される、ということです。扱いの詳しいことは、あとの「データの扱い」で説明します。

最初に試す使い方と指示の例

公式の「よい使い方」では、内容を頼む前にテンプレートを当てておくこと、どこをどう変えたいかを具体的に書くこと、仕上げる前に必ず中身を見直すことを勧めています。最初は、捨ててもよい練習用のデッキで次の順に試すと分かりやすくなります。

1. 箇条書きの構成からデッキを作る

空のデッキか、会社のテンプレートを当てたデッキを開き、構成を渡して頼みます。

テキスト
次の構成で、社内向けのプロジェクト報告を8枚のスライドにしてください。
1. 目的
2. これまでの進み(4月から9月)
3. 数字の結果
4. うまくいったこと
5. 課題
6. 今後のスケジュール
7. お願いしたいこと
8. まとめ
各スライドの本文は3行までにして、6枚目はスケジュールの図にしてください。

公式の例では「市場参入の仮説を説明する10枚のデッキを作って」「スケジュールと次の打ち手の入った社内のプロジェクト報告を作って」のように、目的と枚数を伝えています。

2. 選んだスライドを直す

直したいスライドを選んでから頼みます。

テキスト
このスライドの文字が多すぎます。言いたいことを1つに絞り、本文を3行にしてください。
テキスト
4枚目から7枚目の話の順番を見直して、結論が先に来るように並べ替えてください。
テキスト
5枚目と6枚目を1枚のまとめのスライドにしてください。

3. 会社のテンプレートに合わせる

テンプレートを開いた状態で、使うレイアウトを名指しすると、意図どおりになりやすくなります。

テキスト
「1段組みのコンテンツ」のレイアウトで、エグゼクティブサマリーのスライドを1枚追加してください。
テキスト
市場規模の章を3枚で作ってください。TAM、SAM、SOMを1枚ずつにして、それぞれ図を入れてください。

4. 箇条書きを図とグラフにする

テキスト
この箇条書きを、左から右に流れる手順の図にしてください。
テキスト
この表の数字から、第1四半期から第4四半期を比べる棒グラフを作ってください。

5. 毎回の決まりを保存する

アドインの横の画面で「Settings」を開き、「Instructions」の欄に毎回守ってほしいことを書いておくと、PowerPointでのすべての会話に効きます。公式の例は「箇条書きは必ず1行にする」「強調には青のアクセントの色を使う」のようなブランドの決まりです。ここに書いた指示はPowerPointだけに効き、ExcelやWordの指示とは別です。

便利な機能(スキル、コネクタ、ほかのアプリとの連携)

スキルとコネクタ

コネクタとスキルの説明によると、Claudeの設定で入れたスキルは、PowerPointのアドインでもそのまま使えます。Claudeが関係するスキルを自分で選んで使うほか、横の画面で「/」を打つとPowerPointで使えるスキルが並び、選んで呼び出せます(公式の例は/deck-check)。いつも同じ手順で作る資料は、スキルにしておくと毎回同じ形で作れます。スキルの作り方は次の記事にまとめています。

関連記事claude.ai の機能Claude Skillsの使い方と作り方Claude Skills(スキル)は手順や資料をフォルダにまとめ、必要なときだけ読み込む仕組みです。アプリでの入れ方、skill-creatorや録画やZIPでの作り方、おすすめのスキル、会社での共有、Claude CodeとAPIでの使い方、MCPやCLAUDE.mdとの違いをまとめます。

コネクタは、入力欄の下の「+」から「Connectors」を選んで使います。公式の説明ではS&P Global、LSEG、Daloopaなどの金融データと、会社が許可したカスタムコネクタが例に挙がっています。カスタムコネクタには安全の面での注意があると、公式も書いています。

コネクタのつなぎ方、使えるプラン、会社での管理のしかたは、次の記事で説明しています。

関連記事claude.ai の機能Claude MCPとコネクタの使い方|追加の手順・おすすめ・Claude Codeでの設定Claude MCPとコネクタを公式情報で解説。MCPとコネクタの違い、ディレクトリからの追加と会話ごとのオンオフ、使えるプラン、よく使うコネクタとおすすめの選び方、カスタムコネクタ、デスクトップアプリのローカルMCP、Claude Codeのclaude mcp addと.mcp.json、APIやCursorとの連携、うまくいかないときの確かめ方までまとめます。

Excel、Word、Outlookとつなぐ

アプリをまたいだ作業の説明によると、ExcelやWordなどのアドインも入れておくと、1つの会話の中で、Excelの数字を読んでPowerPointにグラフを作る、Wordの資料からスライドを起こす、といったことができます。

  • 各アドインの設定で「Let Claude work across files」を入れます。ProとMaxは最初から入っていて、TeamとEnterpriseは最初は切れています
  • この設定は端末ごとなので、使うアプリそれぞれで入れます
  • Amazon Bedrockなどほかの会社のサービス経由でつないでいるときは使えません

Excelのアドイン(Claude in Excel)の入れ方と使い方は、次の記事にまとめています。

関連記事Cowork と OfficeClaude in Excelとは?使い方・料金・インストールとGoogleスプレッドシート連携Claude in Excel(Claude for Excel)とは何かを公式情報で解説。使えるプランと料金、対応するExcel(Windows、Mac、Web)、インストールとログイン、最初に試す指示の例、できないこと、データの扱い、会社での配り方、Claude CodeやCoworkとの違い、Googleスプレッドシートで使うClaude for Google Workspaceまでまとめます。

Wordのアドイン(Claude for Word)で、変更履歴を残しながら文書を直す使い方は、次の記事にまとめています。

関連記事Cowork と OfficeClaude for Word(Wordアドイン)とは?使い方・料金・インストール方法Claude for Word(Claude in Word)の使い方を公式情報で解説。できること(変更履歴、コメント対応、書式を保つ編集)、使えるプランと料金、対応するWordの版(Windows、Mac、Web)、インストールとログイン、日本語での指示の例、データの扱い、会社での配り方、チャットでのファイル作成との違いまでまとめます。

Outlookのアドイン(ベータ)で受信トレイの仕分けや返信の下書きを頼む方法は、次の記事にまとめています。

関連記事Cowork と OfficeClaude for Outlookの使い方|Outlook連携のアドインとMicrosoft 365コネクタの違いClaudeとOutlookをつなぐ2つの公式の方法、アドインのClaude for OutlookとMicrosoft 365コネクタの違いを公式情報で解説。使えるプランとOutlook、入れ方、管理者の配り方とMicrosoft Graphの承認、頼み方の例、メールの中身の行き先、MCPとしてClaude Codeから使う方法までまとめます。

できないこと、苦手なこと

ドキュメントは、次の使い方を勧めていません。

  • 人が見直さないまま、お客さんに出す最終の資料にすること
  • 決まった管理なしで、機密の高いデータや規制のあるデータが入った資料に使うこと
  • デザインや話の流れの判断を、自分の代わりにさせること

動作の重さと上限の説明には、大きなデッキでの目安が出ています。

スライドの枚数公式の目安
スライドの枚数100枚未満公式の目安うまく動く
スライドの枚数100枚から199枚公式の目安失敗しやすくなるので、頼む範囲を狭める
スライドの枚数200枚以上公式の目安自己責任

ほかに知っておきたいことは次の通りです。

  • Claudeが1つの手順を頼んでから待つ時間には上限があり、コードを動かす手順は90秒、それ以外は5分、Web版では2分です。時間切れになっても、PowerPointの側では作業が続いていることがあります
  • Claudeが作業している間は、クリックや入力をせずに終わるのを待つよう勧めています
  • 大きな画像や動画が入ったデッキは、先に「図の圧縮」などで軽くしてから頼み、一度に直すスライドは数枚ずつにするよう勧めています
  • アドインで選べるモデルは、Officeの作業に向いたものに絞られていて、claude.aiより少ないことがあります

データの扱いと注意点

ドキュメントとデータの保存と保持の説明に書かれている扱いは次の通りです。

項目公式の説明
項目送ったものと返ってきたもの公式の説明Anthropicの側で、受け取ってから30日以内に消されます(例外はプライバシーセンターに記載)。最近閉じたデッキの文脈を使えるよう、消したあと数時間はキャッシュに残ります
項目会話の履歴公式の説明自分のパソコンのブラウザの保存領域(IndexedDB)に残ります。Anthropicのサーバーには置かれず、ほかの端末とも同期しません。設定からいつでも消せます。Web版のPowerPointでは、ブラウザが自分の都合で保存領域を消すことがあるので、履歴は一時的なものと考えるよう公式は書いています
項目残る会話の数公式の説明1つのOfficeのアプリごとに、新しいほうから50件。古いものは自動で消えます
項目添付したファイル公式の説明Claudeのアカウントでログインしている場合、送る前にAnthropicに上げられ、上げてから28日で期限が切れます(2026年9月15日から)。組織の側が期限の設定を受け付けない場合は期限なしで上げられ、アドインが自分で消すことはありません
項目会社のデータ保持の設定公式の説明引き継がれません
項目Enterpriseの監査ログ公式の説明含まれません。Compliance APIを入れているEnterpriseでは、Compliance APIに含まれます(パブリックベータ)

会話の履歴を消すときは、設定の「Chat history」から「Delete all」を選びます。アドインを入れ直しても、ほかのClaudeのアドインに切り替えても、履歴は消えません。

外から来たファイルには注意が要ります。ダウンロードしたテンプレート、取引先のファイル、共同で編集している資料には、Claudeをだまして情報を抜き出させたり、データを書き換えさせたりする、隠れた指示(プロンプトインジェクション)が入っていることがあります。公式は信頼できるファイルだけで使うよう書いていて、危ない操作の前には確認を求めるので、その確認をよく読んでから認めてください。会社でAIを使うときの決まりと、データの漏れを防ぐ考え方は、次の記事にまとめています。

関連記事安全と会社での利用Claude Codeで情報漏洩しない?送られるデータと安全な設定Claude Codeは何をどこへ送るのか、学習に使われるか、どれだけ保存されるかを公式の説明で整理。.envや鍵をdenyで守る設定、sandbox、外への通信を減らす環境変数、チェックリストまでまとめます。

会社で配る(管理者向け)

ドキュメントによると、管理者はMicrosoft 365管理センターから組織に配れます。

  1. Microsoft 365管理センターの「設定」「組織設定」「ユーザーが所有するアプリとサービス」で、「ユーザーにOfficeストアへのアクセスを許可する」を入れます
  2. 「設定」「統合アプリ」「アドイン」を開きます
  3. Microsoft AppSourceで「Claude for Microsoft 365」を探します
  4. 組織全体か、決まったユーザーやグループに割り当てて配ります

注意点は次の通りです。

  • 管理者の役割をMicrosoft Entra Privileged Identity Management(PIM)で一時的に有効にしていると、「統合アプリ」の画面がその役割を認めず、配るのに失敗します。Microsoftが認めている既知の問題で、役割を常に有効にした管理者のアカウントから配るのが回避策です
  • 「ユーザーにOfficeストアへのアクセスを許可する」を切っている組織では、管理者が配ったアドインがユーザーに出ないことがあります。その場合は、Anthropicが配っているマニフェストのファイルを「統合アプリ」の「カスタムアプリをアップロード」から上げて配ります。数分で使えるようになり、組織全体に行き渡るまで最大24時間かかります
  • 会社でAIの通信をAmazon Bedrock、Google CloudのVertex AI、Azure AI Foundry、LLMゲートウェイに通している場合は、一人ひとりのClaudeのアカウントなしで配れます(ほかの会社のサービス経由の説明)。ただしコネクタ、スキル、アプリをまたいだ作業は使えないことがあります

サービスの名前は、公式のページの間で表記が分かれています。ドキュメントは「Google Cloud Vertex AI」「Azure AI Foundry」と書き、紹介ページは「Gemini Enterprise Agent Platform」「Microsoft Foundry」と書いています。IT担当に確かめるときは、両方の名前を伝えると話が早くなります。

Claudeでスライドを作るほかの方法

PowerPointのアドインが使えないとき(Freeプランの人、買い切り版のOfficeの人など)や、PowerPointを開かずに作りたいときの方法を、冒頭の表の順に説明します。

アーティファクトのSlides(Claude Design)

アーティファクトの説明によると、Slidesはメモや報告書や会話の内容から作るスライドで、Claudeの中でそのまま直して発表でき、PowerPointとPDFに書き出せ、Googleスライドにも直接送れます。Freeを含むすべてのプランで使えます。

関連記事claude.ai の機能Claude Artifactsとは?アーティファクトの使い方と公開・共有の仕方Claudeのアーティファクト(Artifacts)とは何かを公式情報で解説。公開と共有の仕方、Coworkのライブアーティファクトとの違い、Claude CodeのArtifactsとの違い、プランごとの違い、テンプレートと書き出しをまとめます。

チャットでのファイル作成

ファイルの作成の説明によると、設定の「Capabilities」で「Code execution and file creation」(新しい画面では「Create and edit files」)を入れると、Claudeが.pptxのファイルを作ってくれます。Freeを含むすべてのプランで、Web、デスクトップ、スマホのアプリで使えます。公式の例は「この文書をPowerPointのプレゼンテーションにして」です。会社のテンプレートを細かく守らせたいなら、PowerPointのアドインのほうが向いています。設定の場所や頼み方、上限は次の記事にまとめています。

関連記事claude.ai の機能Claudeのファイル作成機能とは?Excel・Word・PowerPoint・PDFの作り方と設定Claudeのファイル作成機能でできること、使えるプラン、設定の場所、Excel、Word、PowerPoint、PDFの頼み方、アーティファクトやOfficeのアドインとの違い、上限、安全の注意、作れないときの直し方を公式情報でまとめます。

Cowork

Claude CoworkとチャットについてのAnthropicの説明では、Claudeは文書、数式の入った表、PowerPointで開けるプレゼンテーションを作れるとしています。デスクトップアプリでは、手元のフォルダを読ませて、その中に直接ファイルを作らせられます。

関連記事Cowork と OfficeClaude Coworkとは?使い方・料金・できることを公式情報で解説Claude Coworkとは何かを公式情報で解説。できること、職種ごとの頼み方、料金とプラン、始め方、確認のモード、定期タスク、よくある失敗、Claude Codeとの違いまでまとめます。

Claude Code

Agent Skillsの公式の説明によると、claude.aiとAPIにあるAnthropicのPowerPoint、Excel、Word、PDFのスキルは、Claude Codeには入っていません。Claude Codeでスライドを作るなら、Pythonのライブラリのpython-pptxを使うプログラムを書かせるか、自分のスキルを~/.claude/skills/や.claude/skills/に置きます。毎月の報告のように、同じ形のスライドをデータから何度も作る仕事に向いています。

テキスト
data/sales.csvを読んで、月ごとの売上の棒グラフと、上位5商品の表を入れた3枚のスライドを、python-pptxでreport.pptxに作ってください。フォントはメイリオにしてください。

Claude Codeでスキルを使う方法は、次の記事で説明しています。

関連記事広げるClaude Code Skillsの使い方|SKILL.mdの書き方・置き場所・おすすめの例Claude Code Skillsの使い方を公式情報で解説。置き場所と優先順位、SKILL.mdの全項目、読み込まれる仕組みと文脈のコスト、コピーして使える例、最初から入っているスキル、うまく呼ばれないときの直し方まで。

Claudeの製品全体の中でのPowerPointのアドインの位置は、次の記事で確かめられます。

関連記事Claude の始め方Claudeの使い方|登録・日本語設定・無料でできること・上手な頼み方を初心者向けに解説Claudeの使い方を初心者向けに解説。アカウントの作り方、日本語の設定、画面の見方、無料と有料の違い、上手な頼み方、仕事での使い方、機能ごとの使い方、よくある失敗とFAQをまとめます。

よくある質問

Claudeでパワーポイントを作成できますか?

できます。Freeプランでも、チャットで「この内容をPowerPointのスライドにして」と頼めば.pptxのファイルを作ってくれます(設定でファイルの作成をオンにしておきます)。有料プランなら、PowerPointの中にClaudeを開くアドインのClaude for PowerPointで、テンプレートに合わせて作ったり、選んだスライドだけ直したりできます。

Claude in PowerPointは無料で使えますか?

使えません。Pro、Max、Team、Enterpriseの有料プランで使えます。アドインだけの料金はなく、プランの使用量の枠の中で使います。Freeプランでスライドを作りたいときは、アーティファクトのSlidesか、チャットでのファイル作成を使います。

Mac版のPowerPointでも使えますか?

使えます。Mac版のPowerPointのバージョン16.46以降が対象です。iPad版とAndroid版のPowerPointでは使えません。

PowerPoint 2019で使えますか?

使えません。PowerPoint 2016と2019の買い切り版とボリュームライセンス版は対象外です。Microsoft 365のWindows版かMac版、またはWeb版のPowerPointを使います。

会社のテンプレートを守ってくれますか?

テンプレートを当てた状態で頼むと、スライドマスター、レイアウト、フォント、色を読んで合わせます。公式もテンプレートを先に当てることを勧めています。それでも、仕上げる前に会社のブランドの決まりに合っているかを人が確かめるよう書いています。

作ったデッキの中身はAnthropicに残りますか?

送ったものと返ってきたものは、Anthropicの側で30日以内に消されます(例外はプライバシーセンターに記載)。会話の履歴は自分のパソコンに残り、Anthropicのサーバーには置かれません(Web版のPowerPointでは、ブラウザが消すことがあります)。添付したファイルは、ふつうは上げてから28日で期限が切れますが、組織の側が期限を受け付けない場合は期限なしになります。